秋田旅行記
-1日目-


平成12年4月23〜24日 / 1泊2日
 参加者
    私(なみ)
    き〜ちゃん
    水無瀬さん

 
天気
   一日目:東京、晴れ
      :秋田、曇り時々雨
   二日目:秋田、曇り時々晴れ
      :東京、雨

前日の夜

「明日はいよいよ待ちに待ったMさんの故郷(ギ○ちゃんのだっつーの)へ旅行よ〜♪」と浮かれ気分でマイPCに向かい、軽やかにかちかちとクリックしながら秋田の天気予報をネット検索してみました。……すると、私の喜びに正に水をかけるかの様に、何と『両日共雨』だというではないですか! その上、秋田の最高気温は14度。東京の最高気温は24度。その差10度!! 「何て事だ!」と苦悩しつつも、「でも…14度ってどの位だっけ?(爆)」と首を捻ってしまったのでした。(だってもう覚えてないよぅ〜/泣) 
「東京は天気だと言うのに、何故肝心の旅行先の秋田は雨なのぅ?!」と涙しながらも、仕方なく折り畳みの傘を鞄に入れ、服装も長袖の少し位寒くても大丈夫なモノに急遽変更。その後、「朝早いんだからとっとと寝よう!」と現実から目を背けるかの様に急いで布団に潜り込んだんですが、此処暫くのモグラ生活が祟ってなかなか寝付けなく、結局殆ど貫徹状態になってしまいました(泣)。
そんなに秋田に行くのが嬉しかったのか、私!(嬉しいには違い無いが、何か違う気がする…/眉間に皺)



新幹線こまち3号

コンパクトな大きさに、ピンクとグレーのラインがとっても映えていて、すっきりとした滑らかなデザインは大変キュートでございました♪ 何となくこう、撫でてあげたい気分…。<<変態か? わし。


旅行1日目

上野駅より、『新幹線こまち3号』に乗車! 旅行にはセオリーの駅弁を食べつつ、いざ秋田へと向かいました。
乗車時間は上野〜秋田駅迄約4時間。ビルから民家へと景色は変わり、畑や山が現れて来て、盛岡辺りでは桜が咲き乱れておりました。「秋田は梅が咲き始めたばかり」と言う情報を前もって水無瀬さんから頂いており、前日見たネットの天気予報でも『秋田の桜はまだ蕾』だと載っていたのですが、「これはもしや期待出来るかも?」と思ったのは一瞬の出来事で、田沢湖方面へ向かう外の風景は、山の間に溶けずに残った白いモノ(ちょっとグレーになってたかにゃ?)が見え始め、それがどんどん増えて来て、さらに遠方の山々の上の方が結構白く見える様な? しかも、車内が何となく寒くなって来た様な気がする……。「まだ秋田に春は来ていないのね」と、淡い期待は儚くも消え去ってしまいました(泣)。
一応車をレンタルして行動する予定だったので、雪が残っていたりすると運転に支障があると不安に思っていたのですが、雪があったのは山の所だけで、秋田駅に着いた時には雪等微塵も残っておりませんでしたので、ほっと胸を撫で下ろしました。(良かった良かった)



こまち3号の車内

中もすっきりとしていて、全体的に丸い滑らかな作りになっておりました。そんなに大きな電車とは思えないのに、室内にいて「狭い」とは思いませんでした。不思議…。


秋田駅に到着後、一先ず駅ビルにてお茶をしてからレンタカーを引き取りに行きました。借りた車は水色のマーチ。「二日間宜しくね」と心の中で挨拶をし、いざ田沢湖へと向かう私達。秋田は雨と言う予報でしたが、確かに時々雨がぱらぱらと降ったりする時もあったのですが、殆ど曇り状態だったので、傘をさす面倒は無くて良かったです。やっぱり普段の行いかな!(殴)

暫く車に乗っていると、途中途中の道端でアイスを売っている人を見掛けるので、「こんな寒いのに(その時の気温は10度位)何故アイスなんて売ってんの? 買う奴おるんかい?」と皆で疑問に思っていると、その後、目の前で車を止めて態々購入している人を発見!!!(これも一種のドライブスルー…か?)
「……買ってるよ」そう呟いた私達は、「もしかして、この気温程度では秋田県民にとっては暖かい部類なのかも?」と思い、そう思って周りを良く見てみると、確かに秋田の人々の服装は私達よりも薄着の様な気がしないでも無い…。でも、アイスを食べるにはまだ寒いと思うんですが。だって気温は10度だし、雨も時々降ってるしぃ〜。(納得いかないらしい/苦笑)

つい私の頭の中には、”AがMさんに連れられて秋田に来たら”と言う設定で、『アイス売り発見』編(別ページ参照/笑)が頭を過ってしまいました。

そんな私の妄想を知らずに(そら知らんだろう)、水無瀬さんの運転する車はどんどん田沢湖に近付いて行くのですが、秋田の道は果てしなく続いておりました…。
免許を持っていない私は、呑気にもアイス売りも見かけなくなった外をぼうっと眺めていると、今度は『カモシカ注意』の道路標識を発見! 「カモシカ注意って事は、カモシカが現れるって言う事?!」と期待を膨らましたのですが、生憎遭遇する事はありませんでした。(ちえっ)

「こんな標識も秋田ならではだよな〜」と、更に『カモシカ発見』編(同じく別ページ参照)を想像してみました。



田沢湖

ちょっと天気が悪いので向こう側が薄ぼんやりとしていますが、ちゃんと山々も見えるし水も綺麗だったので満足しました♪ まあ、天気が良ければもっと綺麗だったんでしょうが……。


やっと田沢湖に到着! 「一周しようか」と湖の周りを回っている途中でトイレ休憩した時、「おっしゃ! 写真写真♪♪」とカメラを持ち出して車の外に出ると…寒いじゃん。いえ、ちょっと肌寒い程度の気温でしたが、5分位立っていると段々冷えます。水無瀬さんなんて、一瞬出て来ようとして直ぐ止めちゃうし…(笑)。私も数枚撮っていそいそと車に戻り(歳だな…)、再出発しました。



田沢湖の水

どの程度綺麗だったかお知らせする為に(笑)、湖に近寄って足元を撮ってみました。小雨とはいえ、雨が降ってもこれだけ綺麗。これがお天気だったら…。<<いい加減諦めろって。


たつこ像のある場所に到着。浮木神社の横で湖を眺める私達。此処には結構観光客が居て(観光地だってば)、湖が近くで見られるのですぐ側迄近寄ってみました。暫し子供の様にはしゃいでみた後、「たつこ像は何処?」と肝心のモノを捜し始めました。
周囲にそれらしきモノは見当たらず、「?」と首を捻っていると、神社の向こう側に白い布で被った何かを発見。「まさか工事中だったりする?」と恐る恐る近付くと、お知らせの看板にしっかりと『4月10日から4月28日まで工事中』と書いてあるではありませんか…。GWにあわせて工事をしているんでしょうが、何てタイミングの悪い私達(泣)。未練がましくも隙間から少しでもたつこ像を見ようと覗いて見ると、中には金ピカのたつこ像があって、一同唖然……。「像って普通石像だろ〜〜!!」と思う私達に、更に追い討ちをかけるかの様に、背後にライトを発見。
……夜、まさかコレでライトアップ? 
あまりのたつこ像の派手さに、秋田県民はもしかして派手好きなのかもしれないと、私達にあらぬ誤解が植え付けられてしまったのでした。(秋田の方々すみません)



たつこ像工事中

布に被われたたつこ像。「何も二週間程度の僅かな工事期間中に当たらなくても良いのに」と言いつつ、隙間からちらりとしか見えない金ピカのたつこ像を眺める。案外、その位が丁度良いのかもしれませんね(と自分で慰めてみる)。
赤丸をクリックすると金ピカのたつこ像(しつこい)が!



田沢湖(たつこ像も/笑)をたっぷりと堪能した後、今度は運転をき〜ちゃんが、道のナビを水無瀬さんが担当し(私はぼんやりとしてただけ/殴)、田沢湖周辺から出るのに少々戸惑いつつも、今度は武家屋敷に向かって車を走らせました。途中でミズバショウ群生地に通りかかり、降りる迄の時間は無かったので車中にて見学しただけですが、沢山咲いてて見応えがありそうでした。(勿体無い事をしたかも…/泣)

武家屋敷付近に到着したのは良いのですが、うっかり駐車場を通り過ぎてしまったので、周辺をぐるりと回っておりました。すると、何やら他で桜祭りをしている様で(桜はまだ咲いて無いんですが)、通行止めの道が多くて駐車場に辿り着くのが上手くいかない…。仕方ないので、その桜祭り用の駐車場に止めて(勿論有料)車から降りると、町内会の本部らしきテント内で騒ぐ人々が目に写り、何となく「あれは観光客では無く秋田県民だな」と思ってしまいました。だってこの時点ですっかり私達の中には、秋田県民=お祭り(騒ぎ)好きという図式が出来上がってしまっておりましたから(笑)。Mさんの故郷と考えるとかなり複雑な心境ですが、ギ○ちゃんの故郷だと思うと結構納得出来てしまう私は大変失礼な奴です(殴)。
武家屋敷の周辺は桜の木が連なっており、まだ青い蕾を見て「これが全部咲いていたら…」と惜しむ気持ちを抑えつつ(あれが全部咲いたのは次の週『某イベントのある日』でした/泣)、青柳家を覗いてみました。他の家も見学したかったのですが、かなり時間が遅くなっていたので、その後は直ぐに宿に向かって車を走らせました。



宿屋の夕御飯

ちょっと季節外れだったけれども、お願いして出して貰ったきりたんぽ(これが無いと話が始まらない!)に、やはりテーブルに並べ切らない程の料理が次々と出されてきました(笑)。どれもこれも美味しかったですぅ〜! ああ、又食べたくなってきました(爆)。


某サークルさんが泊まられたという(笑)本荘市の安○温泉に到着し、時間も遅かったので部屋(紅葉の間)に荷物を置いて数分後、直ぐに夕飯を頂きました。噂通り全ての料理が美味しくて、「全部食べきれないよぅ〜」と喜びつつも必死になって胃に詰め込んでおりました。(勿論全員良く味わって食べました)

その後、部屋でゆったりと寛いで消化作業をある程度し終わると、楽しみにしていた温泉へと向かいました。日月という日にちで泊まった為、泊まり客もそんなにいなかった様で、一人途中から入って来ただけで殆ど私達の貸し切り状態でした。やはり温泉は良いッスね〜。此処で一発『温泉』編でも書ければ良いんですが、それはちょっと恥ずかしい(書けないの間違いでは?)ので御想像にお任せ致します(殴)。

ちょっと時期的にそんなに長く浸かっていられなかったのが残念でしたが、充分堪能させて頂いた私達は、部屋に戻って観光途中で購入した『田沢湖ビール』を飲み、『踊る』の話で盛り上がっておりました。すると、外は雷と共に凄い雨が降り出し始め、「明日には晴れると良いね〜」と祈りながらも夜は更けて行くのでした……。


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