市販のデジタル表示のものを改造しました。
ここでは、(株)ミサキの「ディズニーキャラクターヘルスメータ」を利用しました。



中を開けてみると、このようなメイン基板があります。



回路の主ブロック図は、こんな感じだと思います。


圧力センサの出力をA/D変換して、結果を7segLEDに表示しています。
A/D変換とLEDドライバは、ワンチップマイコン(三菱M34225M2)が使用されています。
このワンチップマイコンのソフトを書き換えてデータを取り出せればベストなのですが、それは、ちょっと難しい。
そこで、LEDに接続されている信号からデータを読み出すことにしました。

複数桁表示の7segLEDは、通常マトリクス接続になっています。
1の桁で「5」を作りたい場合は、1とaとcとdとfとgをオンにします。
2の桁で「4」を作りたい場合は、2とbとcとfとgをオンにします。
3の桁で「7」を作りたい場合は、3とaとbとcをオンにします。
3桁光らせる時は、同時にはできないので、
1の桁→2の桁→3の桁→1の桁→・・・
と順番に光らせるわけです。


短い時間で切り換えると、目には3桁同時に光って見えるわけです。

従って、逆に考えると1の信号がオンの時にa〜fの信号を読み取れば、1の表示数字がわかります。
2、3の表示数字も同様です。

これら10本の信号線は、全て前述のワンチップマイコンから出力されているので、これらをモニタします。
数字がわかれば、あとはそのデータをシリアルデータに変換し、RS232C用にレベル変換して送り出せばOK。
ブロック図はこうなります。
エンコードとシリアル変換は、PICマイコンで実現しました。
ソースは、ご希望があれば公開します。
RSドライバは、MAX232を使用しました。
回路図はこうです。

で結局、追加回路は・・・

スイッチと接続ケーブルを外に出して、できあがりです。





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