Gコードによるタイマー録画… 何度やっても失敗をするかあちゃん。
「あれ? なしやかぁ。おかしいなあ。確かにタイマーセットしたんやけど。ぜーんぜん、なーも、映っちょらんバイ。壊れちょうとやかぁ」
「かあちゃん、ひょっとしたら、CMカットを選ばんやった?」
「うん! あったり前やんね。そんなこと! ビデオにまでCMとるアホはおらんやろもん」
「かあちゃん、あのね。番組欄にSの文字があるヤツをCMカットにしてしもうたら、番組ぜーんぶ、映らんとバイ」
「エッ?! そ、そ、そうやったん?」
同じ会話を1年ほど置いて2回繰り返したときのことである。
「いいかい、かあちゃん。CMカットなんチ高度なテクニック使わんで、普通にタイマー録画せなんとバイ。いいかい?」
コータはかあちゃんの顔を覗き込んだが、かあちゃんの顔にはYESの反応が見えない。またまた、CMカットして番組が撮れてないと大騒ぎしそうな気配を察知したらしく、こう言葉を続けた。
「タイマー録画したいときは、兄ちゃんかボクにいいなさい。ちゃーんと、撮っちゃるき。分かったね」
身体がかあちゃんの大きさを抜くと、一気に態度がでかくなってきた。かあちゃんはまるで子供の扱いを受けてしまう。
ど、どこかで挽回せねば…
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