女に生まれて良かったことなど、ない。どうして男に生まれてこなかったのか、自分でも悔しい!
セッカチの私は、慌てて生まれ出たために、母親のお腹の中に忘れ物をしてきた。それを無口な弟はしっかりと拾って出てきたのだ。
何かにつけて、「女のくせに」「女だから」と言われて育ち、歯ぎしりすることばかりだった。
ただそんな私でも、一つだけ女でよかったことがある。
子どもを生めたことだ。
女だからこそ経験できた素晴らしい財産だと掛け値なしに思う。
しかも子育て中に子どもたちから受け取った心の財産の他にオマケが付いてくる、 ようにも育てている。
「育てた恩は忘れぬように。十倍返しだよ。分かってるね」
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