「コータ、シンジ、ショウイチ!」
立て続けに3人の子供の名前を呼ぶ。
常に順不同
老いとは恐ろしいもので我が子の名前が
思うように出てこない。
誰でも手当たり次第に呼びつける。
「はーい」とそれぞれに返事がある。
三男: 「で、かぁちゃん誰を呼んだと?」
子供にしても心得たものである。
母: 「お風呂の釜に灯油入れて」
三男: 「ん、シンジ兄ちゃんお母さんが灯油入れてチ」
毎度毎度このような状態なので当然
子供からは苦情が出る。
子供: 「かぁちゃん、いい加減で名前ぐらい覚えようや」
母: 「なん、いいよんかい。呼ばれたチ思うモンが来ればいいと。」
子供: 「自分の子供やろ。3人しかおらんとバイ。」
母: 「よその子の名前は呼んどらんやろ。」
まったく無反省の母であった。
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