誰でも親ならば必ず問う質問。
「大きくなったら誰と結婚する?」
即座に幼子は答える。「パパ!」「ママ!」
当然、わが家は「カァチャン!」
しかし、チョットおませなコータは
小学1年で年上の彼女ができてからは、いつも「オネェーチャン!」
でも、次男シンジは違う!
いつまでもカァチャン大好きの彼は、ラブコールを送り続けてくれていた。
しかし、カァチャンと結婚することはできないということに
やっと小学校4年で気づいたらしく、くだんの質問には
「可愛いお嫁さん」と応えるようになってしまった。
そんなある日のことである。
「シンくん、大きくなったら誰と結婚すると?」
「ん?可愛いお嫁さん。でもね、おかあさんと一緒に暮らすんバイ」
「わー嬉しい!」
そのしばらく後でコータが
「ボクは大きくなったら総理大臣になって、官邸に住む。
そしたら、おかあさんも一緒に住もうね」
「いやーん、嬉しい!広いところに住めるんやねぇ」
するとそば耳立てていたシンジから矢のように言葉が返ってきた。
「そしたらカァチャン!
ボクと一緒に住むっちゅう話はどうなるんかいチャッ!」
ゲッ!お前聞いてたの?
コータと二人で慌てて訂正作業に入る。
「イ、イヤ、官邸は広いからシンくんも一緒に住めるよ。
ねぇコータ?シンくんも一緒やモンねぇ?」
「う、うん。シンジ兄ちゃんも一緒パイ」
当時、精神年齢はあくまでもコータの方が高かったようだ。
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