今年で三回忌の姑はいい人だった。
夫運は良くなかったけれど、姑運には恵まれた。
大正時代の終わりに生を受け、両親を幼いときに亡くし
戦中戦後をひたむきに生き抜いた人だった。
決して人の悪口は言わず、
人の嫌がることを進んでやり、
誰かの役に立てればそれで満足できる人だった。
そんな姑だったからこそ葬儀の際には
どうやって聞き知ったのかたくさんの人達が参列してくれた。
夫とはもう離婚していたが、姑の葬儀には出席した。
出棺の時、最後のお別れに姑のホホに手を触れたとき
その冷たさに姑の死を改めて思い知らされ
悲しみの涙が一度にあふれ出てきてしまった。
そんな姑だったので誰からも愛され
今でも我が家ではしょっちゅう話に出てくる。
他人ではあったけれども縁あって家族になった姑との
楽しいお話を少しつづってみたい。
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