コータが食事当番をする時、
横でお念仏のようにかあちゃんは言う。
「おまえが、小さかった頃、そうやねえ、つかまり立ちするようになってから3歳過ぎくらいまでかねえ。まともにメシが喰えんやった!ホント、あん頃は食べたかなんか、ヨウ、分からんやったっちゃねえ」
コータが答える。
「ハイ、ハイ。私が悪るーございました。今その罪滅ぼしにご飯を作らせていただいております。申し訳ございませんでした」
うん、分かっちょったらいいんたい。
分かっちょったらね。
かあちゃんは一生分のご飯作りは終わっちょうとやき、後は君らにまかせるよ。
じゃ、かあちゃんはお仕事、お仕事。
あ、それから確か、一生分の洗濯、掃除も終わっちょうはずやき、よろしくね。
ムスコたち君。
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