ロタ島
 2000年5月2日(火) 

♪ Today's Program ♪
 12:00 チェックアウト
 12:15 ホテル出発
 13:30 ロタ発(NW3802)
 14:00 サイパン着
       昼食(フードコート):サイパン空港内
 16:30 サイパン発(NW075)
       【機内食】
        ▼軽食(スナック)
        ▼夕食(チキンカレー、ポテトサラダ、野菜の酢漬、フルーツポンチ)
 19:00 成田着


今日は珍しくそれほどいい天気とは言えない空だ。帰りまでもってくれるといいんだけど...。
チェックアウトが12時と少し遅めなので、出発時間まで部屋が使える。 さすがにビーチまでは遠いし時間もないので、ここへ来て初めてホテルのプールでのんびり過ごすことにした。 すでに一組の日本人観光客が無料のパラソルとベットでのんびり読書をしていた。とても小さなプールなので、 パラソルやベットの数も少ない。ホテルのプールには監視員がいないので、夕方5時までしか使えないし、 アルコールや食べ物の持ち込みは禁止。(さすがにソフトドリンクはOK) 水深がわりとあるので、子供だけの利用も禁止されているらしい。 たまに通る車の音だけのとても静かなプールは、昼寝にはもってこい環境かもしれない。
ほんの1時間ほどのんびりしてから部屋に戻り、(相棒だけ)バタバタと荷造りをして、とうとう出発の時間となった。
ここでは本当に「なにもない贅沢」を味わうことができたと思う。 日常見落としがちな「小さな喜び」がたくさん転がっているステキな場所だと思う。 また心の洗濯のためにも是非訪れたい。とても短い間だったけど、どうもありがとうございました!


行きとほとんど同じ顔ぶれで空港に向かい、日本語の上手な大柄のお兄さんとお別れをした。
出発まですこし時間があるので、駐車場に展示してある旧日本軍が落としていった戦争の残骸や 小さなお土産店をふらふらと散策していると、雨がぽつぽつと落ちてきたので、涼しい空港内に入った。 ほとんど遅れることなく小さなプロペラ機はロタ島を飛び立った。窓からみえる島は本当に美しい。 いつまでもこの美しさをなくさないで欲しいと強く思った。
ロタ島を過ぎるとあっという間にテニアン島だ。テニアンの生い茂った木々を眺めていると、その昔アメリカ軍が日本へ 落とした原爆を積んだ戦闘機が飛び立った空港跡地がみえてきた。 ここまで来るともうサイパンだ。のんびりする間もなくサイパンに着いてしまった。


荷物を受け取り、国際線乗り換えのチェックインを済ませるとなにやら変な雰囲気。 チェックインしたはずなのに、何故かスーツケースを持たされ、スーツケースと一緒に税関を通りぬけた。 脇においやられ、細かい荷物チェックを受けた。一緒にいた別の日本人女性に理由を聞くと、どうやら抜き打ち検査をしていて、 その対象に選ばれてしまったらしい。なんと運の悪い! またスーツケースをチェックインカウンターまで持って行けといわれたが、さすがに空港スタッフが変わりにもって行って くれると声をかけてくれた。ノーチェックで2度めの税関を通りぬけた。
もう15時近い!ランチ抜きのすきっ腹を抱えて、狭い店内をウロウロとお土産を求めて買い物を始めた。ロタでは ほとんど一般的なお土産を買うことができなかったので、すべてココにかかっている。 ブランドには興味ないが、人より多めに休みをもらったからにはお土産ぐらいは買っていかなければ!なんとかモレることなく買い物を終わらせて 空港の奥にあるフードコートに向かった。やっとお昼だー。
ラーメン・うどん・そば・パンetc.日本によくあるような軽食がひととおりあったので、おいしそうにショーケースに 並んでいたパンを買うことにした。ロタから持ってきた缶ビールをあけ、相棒とおつかれさまの乾杯をした。
ようやく空腹も満たされ、休む間もなく搭乗口へ向かった。いよいよ帰国だ。またあの騒がしい東京に帰るのかと思うと 少し憂鬱な気持ちになるが、それがあるからこそ旅の大切さがわかるというものだ。行き同様、たくさんの家族連れに 囲まれての帰路になった。


移動に疲れてしまったのか、帰りの機内のことはほとんど覚えていない(^^;;
機内食として出されたチキンカレーは(選択肢は他にない)まあまあの味で、 ちょっと前に大きなパンを平らげたばかりなのに、カルフォルニアワインと一緒にぺろりと 食べてしまった。
残りの力を使い果たしてしまわないように、成田まで寝ることにした。ふと目がさめて窓の外を見ると、家や車の明かりが たくさん見えてきた。鹿島のほうからぐるっと旋回し、ラッシュアワーのピーク時のような 空港に無事着陸した。

今回も実に短い旅だった。とってもシンプルな内容だったけど、心の中はステキな景色でいっぱいだ。 美しい景色を探す旅はまだまだ続きそうだ。次はどこがいいかな...。

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