首輪物語
〜Lord of the Kubiwa〜
これは、思いつきで『指輪物語』を「RuneQuest」でプレイした時の記録です。
■プレイ日時/場所
2002年4月21日/世田谷区 マスター(瀧澤)の家
■PC
●ピピソ (プレイヤー:Gom)
ホビット。コビット庄出身。フェロドから装備一式を譲り受ける。
伝説の首輪、名剣「ぬき丸」、ミスリルの鎧を持つ。
能力はハーフリング、経歴は君主社会の泥棒
●ガンダノレフ (プレイヤー:だんぞう)
有名な魔術師。名剣「なぶり丸」を持つ。
経歴は君主社会の達人。
●マラゴルン (プレイヤー:おーりん)
野伏。実は王の血筋。名剣「マンドゥリル」を持つ。
父はマラソルンという。より攻撃的な名である。
経歴は蛮族社会の狩人。
●ボロミマ (プレイヤー:たかや)
コンドール国の執政の息子。弟がおり、名をフェラチアという。
経歴は君主社会の貴族。
■NPC
●フェロド
ホビット。ちょびっト庄出身。洞窟で首輪を手に入れたピルボの養子。死亡。
●サブ
ホビット。フェロドを兄貴と慕う。死亡。
●エロンド
半エルフ。割れ目谷のエルフの頭領。
■アイテム
●一つの首輪
かつて魔女王が作った首輪。魔女王の強力な力が宿っている。はめると姿を消すことができる。が、長いことはめていると、気持ちよくなって精神が蝕まれ、魔女王の奴隷と化すと言われる。
●名剣 「ぬき丸」
ショートソード+1。AP1.5倍。オークに対し鎧を抜けたダメージ2倍。
●名剣 「マンドゥリル」
かつて魔女王を倒した剣。バスタードソード+1。AP1.5倍。
●名剣 「なぶり丸」
ブロードソード+1。AP1.5倍。オークに対し鎧を抜けたダメージ2倍。
「からみつき丸」と対になったエルフの長剣。
●コンドールの角笛
吹くと《熱狂》がかかる。
●ミスリルの鎖帷子
AP11のチェインメイル。ホビットサイズ。冷たい。プレイ中は忘れていたが、きっとファイアーレジストもあるに違いない。
●エルフのマント
AP1。〈隠れる〉+10%。
■一体なにが起こったのか
●なぜそうなったか
いや、この日は「クトゥルフの呼び声」をやるつもりでシナリオも用意してあったのです。
しかし、「指輪」のルールブック(注1)をめくったりしながら、「指輪のルールはRuneQuest(以下RQ)っぽい」だの「そういえば、グローランサだと人間以外の種族はやりにくい」だの話したりしているうちに、何だか「指輪」の世界を「RQ」のルールでやる、ってな話になる。
早速、例の9人パーティの人種構成比を元に、D100種族決定表が作成される(注2)。比較的ホビットになりやすいにも関わらず、人間3人、ホビット1人という編成に。
もちろん、シナリオ、マップなどはありません。
●で、どうなったか
一行は、呪われた「首輪」を処分する旅の途上にあった。
割れ目谷にあるエロンドの館に各国閣僚が集まり、その会議場で危険な「首輪」を処分することを決定した。そのためのメンバーに、PCたちは選ばれたのだった。
パーティーは雪山を越えるコースを取る。が、そこで事故。パーティーのエルフ、ドワーフ、ホビットそれぞれ一名がクレバスに飲まれる。その上、元々の首輪の持ち主フェロドは雪中でよく冷える鎖帷子を着てたため凍死。彼と関係のあったホビットのサブも後を追う。
一行は雪山登山を断念。地下を通る「モリマの坑道」を抜けることに決める。
…と、ここまではあくまで前フリ。
キャラメイクをし、ここまでネタが出そろったところで、マスターもプレイヤーも実際のプレイは、もはやあまりやる気なし。
まあ、洞窟内で戦闘の一つもやるかってことで、オークに一行を襲わせようとする。
…しかし、RQにオークっていないことに気づく(注4)。まあ、似たようなもんだろと思って、データもよく見ずにゴブリンを出す。が、こいつら、ガラスのように脆い生物だった(注3)。
まあ、パーティーは難なく敵を叩き伏せ、先へ進んだのでしたとさ。
まあ、時間も押してたんで、終わり。
●次回予告
次回は来年、映画「ロード・オブ・ザ・リング」二作目公開後にプレイされるはずである(笑)
■注釈
注1:以前、HOBBYJAPANから、「指輪物語RPG」というのが発売されていた(現在絶版)。よく見るとやりにくそうなルールだった。「ロールマスター」の簡易ルールなので、「痛打表」だけはイカす。
注2:ガンダルフは実際には「イスタリ」というよくわからん存在らしいが、人間としてカウント。
注3:HP7って何? POW2D6って何? 移動力2mって何? トロウルキンかこいつら。
注4:嘘。あとで実はいたことに気づく。よく考えりゃ、グリフィン島にいっぱいいるんだった。
おまけ。「指輪」を見た直後に突然思いつきで書いたのがこれ。プレイ中、即「指輪→首輪」という発想が出たのは、このせい。