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 20世紀最後の秋も暮れようとしていたある日、知人からの一本の電話が、おいちゃんとF90Xsを結びつけた。

 手持ちのカメラとレンズを整理したい彼から、相場の半額以下でF90Xsとレンズメーカー製F2.8標準及び望遠ズームを手に入れる事が出来たのは、ニコン様がおいちゃんに「日頃使っているF-3HPも良いけれど、最近のカメラも使ってみなさい」という事だと理解している。

 決して彼がお医者さんでお金持ちで、引っ越しをする為に買ったことすら忘れていたカメラとレンズを処分したいと思ったのではなく、ニコン様による何かの啓示なのである。

 思いっきり引っ張ってしまったが、手に入れてから気が付いた事を以下に羅列したい。

その1 )     既に生産は終わっている!

 「なんじゃ〜!最近のカメラじゃないんかい!」・・・冷静になったおいちゃんはニコンSCに電話をして情報を探ると、2000年の早い時期に生産は終了したようであるが幸いなことに2010年までは、補修パーツの確保をしているとの事で安心した。

その2 )     ファインダーが見やすい!

 中古カメラ屋巡りの時に気が付いたのだが、ファインダー倍率がF100やF-5よりも大きいではないか!調べてみるとF90シリーズは0.78倍、F100が0.76倍、F-5が0.75倍であるが数字以上にその差は大きい様に見える。ちなみにF-3HPは0.75倍である。

その3 )     AFが改良されて早くなっている!

 F90シリーズに比べてF90Xシリーズはこれがメインの改良である。おいちゃんは前シリーズを使ったことが無いので比較は出来ないが、確かなことで有る。(だってニコン様がおっしゃってみえるんですもの〜!)

その4 )     露出補正量が-5〜+5EVまでできる!

 おいちゃんがメインで使っているF-3HPは-2〜+2EVまでの1/3ステップであるが、同じ1/3ステップながら前後合わせて10段もできるとは恐れ入った!さすがニコン様である!

その5 )     フィルムの給送が早い!

 連続巻き上げが4.3コマ/秒(予測駆動フォーカス時4.1コマ/秒)である。予測駆動時の速度はF100やEOS-1Vノーマルボディより早いのは凄いことである。

その6 )     Aiレンズでスポット測光と中央重点測光が可!

 もちろんAi-Sでもできるが、Ai-Pレンズで8分割マルチパターン測光が可能である。2001年7月発売予定のAiニッコール45ミリF2.8Pでもこの機能が使えるはずである。

 これ以外にも手が入れられた箇所はあるし縦位置グリップも加わったが、F90シリーズとF90Xシリーズとのおもだった違いは「その3ぐらいである。今入手するのなら発売が少しでも新しいF90Xシリーズをお勧めする。

※詳しい仕様は秘宝堂F90sを参照してください。



(c)ぴょん吉
Nikon F90Xs+TAMRON SP500
RDPII

 F90Xsとジャンク品タムロン500ミリレフレックスレンズで撮影した白鳥です。思いっきり+補正を使ってみました。+5段まであると結構遊べ・・・使えます(^^;

(2001/4/4 ぴょん吉)

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