ニコン最初のAF一眼レフNikon F3AF
様(以下敬称略)です。モータードライブ(MD-4)とコマ速変換機(MK-1)が装着されています。
発売当時はAF
一眼レフの草創期で、ライバル社が普及機(ペンタックスME-F、オリンパスOM-30など)で試験的に製作していたなか、いきなり最高機種にAFを搭載したニコン(当時は日本光学工業)のパワーにみな脱帽したものでした。
外見で大きく目立つのは巨大なAFファインダーです。この中にニコン独自の開発によるSPD測距機構と、AF機構のすべてを駆動するための電池(単4x2本)がおさめられています。
開発のコンセプトはクイックレスポンスつまりプロの使用に耐えられる素早いAFです。
お値段の方も高額で、AFファインダー付きのボディのみで25万円もしました。5年後に発売されたF4様が24万8千円(消費税導入後は税別22万6千円)だったのに比べるといかに高価だったかがわかると思います。
ボディの重さは950グラム。モードラとMK-1を付けると、F1桁シリーズでいちばん大きいF4Eよりはるかに重くなってしまいます。F5とのツーショット(下の写真)をみると、F5がとてもコンパクトに感じられます。