43. 熊(Bear) 030117


マタギの福音書

第6章52節 ある日、森の中、熊さんが散策していた。花咲く森の道、お嬢さんが現れた。熊は言った。「お嬢さん、お逃げなさい。」するとお嬢さんは言った。「わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。わたしが与えるパンとは、世を生かすためのわたしの肉のことである。」

第6章53節 それで、熊は、「どうしてこの人は自分の肉を我々に食べさせることができるのか」と言った。お嬢さんは言われた。「ここに宣告する。人の子の肉を食べ、その血を飲まなけれ ば、あなたたち熊の内に命はない。わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠の命を得、わたしはその熊を終わりの日に復活させる。わたしの肉はまことの食べ物、わたしの血はまことの飲み物だからである。

第6章54節 わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む熊は、いつもわたしの内におり、わたしもまたいつもその熊の内にいる。」

第6章55節 畜生のあさましさ、遠慮なく熊はお嬢さんの言う通りのことをおこない白い貝殻の小さなイヤリングだけが残された。

第6章56節 夕方になって お嬢さんの家族たちは湖畔に降り舟に乗り込んだ。そして湖を渡り 街へ戻った。夜になったがお嬢さんはまだ彼らの所に来ておられなかった 。すでに 強風が吹き荒れ波は荒れていた。家族たちは3〜4マイルこぎ出していた。その時彼 らは見た。熊が水面を歩いて舟に向かってくるのを。「恐れるな」と熊は言われた。 「私である。」それで彼らは喜んで熊を舟に迎えた。

第6章57節 ラララ ラー ララララ― ラララ ラー ララララ―

第6章58節 熊の耳には白い貝殻の小さなイヤリング。

 

弱音の福音書

第8章40節 熊は律法学者とパリサイ人に言った。「汝、我と姦淫せよ」。律法学者とパリサイ人は大いに驚き熊を非難し告発しようとした。

第8章41節 熊は律法学者とパリサイ人を襲うことを止めようとしなかったが、彼らが抵抗を続けてやめなかったので、熊は身を起こして言われた。「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に石を投げなさい。」

第8章42節 そして熊は、もう一度身をかがめて、姦淫なさった。

第8章43節 彼らはそれを聞くと、年長者たちから始めて、ひとりひとり姦淫を行った。

第8章44節 熊は身を起こして言われた。「あの人たちは今どこにいますか。熊を罪に定める者はなかったのですか。」

第8章45節 律法学者とパリサイ人は言った。「だれもいません。」そこで、熊は言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。今からは決して姦淫を犯してはなりません。」

第8章46節 律法学者とパリサイ人はお礼に歌を歌った。

第8章47節 ラララ ラー ララララ― ラララ ラー ララララ―

第8章48節 歌を気に入らなかった熊は律法学者とパリサイ人をお食べになり、律法学者とパリサイ人の血と肉は熊の血と肉となった。

 

弱音の黙示録

第16章16節 三つの霊は、ハルマゲドンという所に、王たちを召集した。

第16章17節 聖所の中から大きな声が聞こえてきた「事、此処に既に至れり」

第16章18節 すると、いかづちと、もろもろの声と、雷鳴とが起り、激しい地震があった。それは人間が地上にあらわれて以来、かつてなかったようなものあった。

第16章19節 でも、人と悪魔と神の間の最終戦争であったので、特に熊には関係ない話であった。

第16章20節 大いなる都は三つに裂かれ、諸国民の町々は倒れた。神は大いなるバビロンを思い起し、これに神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられた。しかし、熊には関係ない話であった。

第16章21節 島々はみな逃げ去り、山々は見えなくなった。

第16章22節 しかし、熊には関係ない話であった。

第16章23節 また一タラントの重さほどの大きな雹が、天から人々の上に降ってきた。人々は、この雹の災害のゆえに神をのろった。その災害が、非常に大きかったからである。

第16章24節 しかし、熊には関係ない話であった。

第16章25節  ラララ ラー ララララ― ラララ ラー ララララ―

第16章26節 熊の耳には白い貝殻の小さなイヤリング。

第16章27節 半茶はこのようなものを書いて神の怒りにふれることを恐れ、おののいた。

第16章28節 しかし、熊にとっては関係ない話であった。

第16章29節  ラララ ラー ララララ― ラララ ラー ララララ―


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