「蕎麦(ソバ)はまだ 花でもてなす 山路かな」・・・・芭蕉 |
6月も半ばになると、散歩道の道端のところどころに可愛い花が現れる。 ハルソバ(春蕎麦)のこぼれダネから咲いた花である。 通常、ソバと言えば秋蕎麦が主で、9月に蕎麦処に行くと一面の白い花畑が見られるが、「香りの春蕎麦 味の秋蕎麦」 と言われるように春蕎麦も多く栽培され、特にこの地方では春蕎麦をあちこちで見る事ができる。 収穫が夏に入るので夏蕎麦ともよばれ、散歩道のところどころにも小さな蕎麦畑が見られるが、この近隣の荒川村では6月に一帯が一面の春ソバの花畑になり、多くの見学者が訪れる。 又、秋蕎麦の季節に小鹿野、秩父方面を訪れると赤蕎麦の花畑も見る事が出来る。 |
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赤蕎麦
蕎麦の歴史は古く、縄文式時代の発掘現場にソバの痕跡が有ることから、数千年前から日本に存在していた事が定説になりつつある。 |
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一面に咲く蕎麦畑も見事であるが、道端で葉も茂らない内に花を付けるほうが可愛いタデ科の花であり、花びらのように見えるのは実際はガク片でこれがタデ科の特徴をなしている。 |