ナヨクサフジ
クサフジは春の終わりの頃から夏の初めにかけて、その派手な咲き方で散歩の途中の足を止めさせる。 名の通り藤に似た花序で、これが雑草の花?と思わせる咲き方をするが、藤とは異なり、上に向かって花穂が伸びる。。 マメ科のツル性植物で藤の様な花をつけるのでクサフジの名があるが、この仲間には日本原産のクサフジ、花期が少し遅いツルフジバカマやヨ−ロッパ原産で日本に帰化したナヨクサフジがあり、花の形や葉の数、花柄の付き方が少し異なる。 マメ科であるので、根にバクテリアが共生し、空気中の窒素を固定し、緑肥となり、その為牧草としても利用され、牧草としてヨ−ロッパから持ち込まれたナヨクサフジが日本に帰化し、現代ではむしろこちらを見る事の方が多い。 |
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ナヨクサフジ
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クサフジ
見かけもナヨクサフジのほうがクサフジよりずっとスマートである。 花の筒状の部分を足に例え、花弁が広がっている部分を胴から頭に例えるとクサフジが1:1に対し、ナヨクサフジは2:1近くになり、クサフジが日本人的な短足に対し、ナヨクサフジはヨ−ロッパ人の様に足長で見栄えが良いとも言えようか。 もっとも最近の若い人は長足なので老人のひがみかも知れない。 |
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ツルフジバカマ
蔓性でフジバカマの花の色に似ていることからツルフジバカマになったとする名の由来説や、托葉や花の様子を袴(はかま)に見立てて名付けられたとする両説がある。 |