「居明かして 君をば待たむ ぬばたまの 我が黒髪に 霜は降るとも」・・・・磐姫皇后 上記の万葉集の歌の 「ぬばたま」 は枕詞で、ヒオウギのことである。 枕詞は和歌に見られる修辞で、特定の言葉の前に置いて語調を整えたり、情緒を添える言葉であるが、 「ぬばたま」 又は 「うばたま」 は 「黒」 や 「夜」 にかかる枕詞で、万葉集に80首ほどの歌がある。 |
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花と葉
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種子(ぬばたま)
アヤメ科アヤメ属の多年草で、本州、四国、九州の山野の草地や海岸に自生する。 夏から秋にかけて咲くが、午前中に咲き夕方にしぼむ一日花である。 |