山崩れあとの磧(かわら)や竹煮草・・・・黙興 畑の周辺や道路の法面、山崩れ跡のような地表の安定していない所にいち早く進出する植物群を先駆植物と呼んでいるが、タケニグサはその代表的な植物で、上記の句のように山崩れ跡、あるいは町中(まちなか)の造成地等にしばしば顔を出し、その大きな異様な姿で人目を引くが、雑草が生い茂り始めると先駆植物の常としてその姿を消す。 |
![]() |
![]() |
![]() |
日本人の好みに合った植物ではないが、海外では園芸植物として珍重され、これほど国内外で評価の分かれる植物も珍しい。 |
![]() |
![]() |
タケニグサの果実
ケシ科の毒草で、茎や葉を折ると橙黄色のなめると苦い乳液が出るが、これにアルカロイド成分が含まれており、内服すると中毒を起こす。 |