秋も深まると雑木林や山裾に小さな紫色の実を付けた低木がめだつようになり、あちこちの庭先にも同じ実をびっしり付けた木が目に付く。 |
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ムラサキシキブ コムラサキシキブ
英名で 「日本の美しい実」 を意味する名前を付けられるほど日本に古来からある代表的な低木で、花も可愛らしいが、なんといっても目立つのは鮮やかな紫色の実である。 |
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近縁にヤブムラサキや白い実を付けるシロシキブがあるクマツヅラ科の花で、大宮人の優雅な時代に思いを馳せさせる花であると同時に派手な色で鳥を惹きつけ種子を遠くに散布させるしたたかな生存戦略を持った花でもある。 |