ノボロギク
ノボロギクとは何ともかわいそうな名前の花であるが、この花ほど一年中見られる花も他には無い。 |
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サワギク サワギク
ノボロギクも下の写真に見るようにサワギク(ボロギク)と同じ様に冠毛がぼろくず状になるので、野に咲くサワギク(ボロギク)からノボロギクになったとされるが、単純に冠毛の状態や姿、形からノボロギクと名付けられたとする説もある。 |
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ノボロギクの花と冠毛と群生
同じボロギクの名が付く野の花の中にはアフリカ原産で、同じように命名されたベニバナボロギク、愛知県の段戸山で最初に発見された為その名がついた北アメリカ原産のダンドボロギクがある。 |
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ベニバナボロギク
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ダンドボロギク
いずれも日本在来種ではなく帰化種で、ベニバナボロギクの様に昭和二十年代に始めて帰化が確認された花が現在はいたるところで見られる等、この仲間は繁殖力が極めて強い。 すっかり日本の風土に馴染んで夏から秋にかけて野を彩るが、中でもノボロギクだけは一年中花を付け、日本の在来種でもあるかのようにいたるところに顔を出す。 |