東京に生まれる。国立音楽大学器楽学科及び、桐朋学園大学古楽器科研究科を卒業。ピアノを故小林正一、チェンバロを有田千代子、オルガンを鈴木雅明の各氏に師事。1989年、第3回古楽コンクールチェンバロ部門において、最高位に入賞。同時に、第1回栃木蔵の街音楽祭賞受賞。国立音楽大学音楽研究所にて、イタリアバロック音楽の研究と実践に従事する。1991年より、オランダのアムステルダム・スウェーリンク音楽院に留学し、チェンバロをグスタフ・レオンハルト氏に師事。ユトレヒト古楽祭、アントワープピアノフェステイヴァル等、オランダ、ベルギーで演奏会に出演するほか、ヨーロッパ各地のオルガンコースに参加する。2001年度文化庁派遣在外芸術研修員としてイタリアに派遣され、ミラノに在住。16〜17世紀の記譜法、通奏低音の研究などをテーマに研鑚を積む。ウルビーノ古楽祭、モデナ古楽シリーズなど、イタリア各地の演奏会にも出演。国内では、これまでに主要な古楽祭に数多く出演するほか、全国各地で演奏会を行なう。また、1999年、2003年には古楽コンクールの審査員を務める。2001年にはソロCD「優しき嘆き」をリリース。通奏低音奏者としても、国内外の多くの演奏家と共演し、多彩な即興演奏による通奏低音は高く評価されている。
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