4章 ソノーニョ〜長い旅編(その2)


4−1 ルート変更

時間は16時。まだ地図を見ても看板を見てもマッジョーレ湖畔あたりまでは
かなりの距離である。それまでハイキングコース?(山道)をずっと辿ってきてましたが
このままでは途中でリタイアになる可能性が高いので、コース変更でバス道を行くことに。

ただ、バス道は車が通るのでかなり危ない。カーブなどではかなり注意が必要。
そんな時用に準備してたわけでもないけど、ツアー旗というのをネタで作ってたのが
役に立ちました!横断歩道を渡るかのごとく、前から来る車に旗を振ってパーティーの
存在をアピール。途中トンネルなどもあり、あまり歩きやすいとは言えませんが山道に
比べショートカットなので早いです。ロミオの時代はこのルートが山道だったのかも
しれません(ロミオが歩いた時間的にも)

※道路を歩く際にはくれぐれもご注意ください。冗談抜きで旗くらいは持参してるほうが
いいかもしれません。ただ、旗を持ってるせいで、途中バスに乗った子供たちに笑われた
ような気がしましたが(笑)。絵が描いてあったのが問題だったかなw(白の旗)

↑旗その1
(白色の旗)
↑旗その2
(緑色のが旗)

上の2つの写真は都合により大きくなりません(笑)

下が旗の詳細です

↑旗その1(白)
子供たちに笑われた旗w
↑旗その2
(べべさん画)
↑旗その3(青)
ピッコロとリンゴのみ
旅行中はIndianaさんの
かばんに付いてました

次の目的地はゴルドラ村、いよいよアルフレドと会う場所ですが、
サン・バルトロメオからはかなりの距離です。まずは原作でも通過しているVogorno(480m)
からBerzona(486m)方面へ。
ここから、ボゴルノ湖の端っこのSelvatica(502m)へ。ここには大きなダムがあり、
チラシに寄ればバンジージャンプもあるみたいです。200m↑とか書いてましたが
私はビビリなので(笑)金を積まれてもバンジーはやりません。

ここの売店で水分補給。すでに夕方だったのに、うっかり「ボンジョルノ〜(こんにちは)」と
挨拶したら、軽く「ボナセーラ(こんばんは)」と返されました(笑)
(ただこの1時間後くらいに、ボンジョルノ〜って挨拶されたりで難しいです(笑))
会計で、折角、チンクエ(5)、ヴェンティ(20)と得意な数字wで値段言われたのに、
とっさだったので10フラン札を出してしまいました。またお釣りで多く返ってきた(^_^;)
ここにも公衆トイレがあるので、トイレに行き、再出発!もう日も暮れそうです。
この時点で17:50くらい?

↑Selvaticaのダム

4−2 アルフレドとの出会い

ここから一気にGordemo(400m)からGordoraまで。途中から普通に家とかもあったりで
町まで降りてきた感じもありましたが、まだまだ高台で湖までは遠そうで
早くアルフレドと会って、ロカルノ&マッジョーレ湖を案内してもらわないと(笑)
ゴルドラって名前の場所は駅まであって、丘がどこか分からないですが、村の人が
農作業をされてる(肥料運び)合間をぬってアルロミごっこを。18:40頃。

↑マッジョーレ湖を臨む1 ↑マッジョーレ湖を臨む2

ここからひたすら駅方面まで下ります。ここも蛇行の車道なので旗などあったほうが
安全かもしれません。下まで降りたときにはすっかり日が落ちてました。
ゴルドラからだとロカルノまでは普通に電車も出ていて、さすがにここまで歩いた分だけ
疲れもあってか私以外の2人は電車という話にもなってましたが、私はネタ的にもロカルノまで
自力で行く予定だったので、電車に負けないように走る予定でしたが(笑)。いつのまにか
テネロ(Tenero)まで来てたのであと2駅?くらいということで3人でロカルノを目指します。

ミヌシオ(Minusio)でマッジョーレ湖畔ルートに移動し真っ暗な道を進みます。
柿本さん持参のヘッドライトを装備して(笑)って、私はつけてないんですが・・・・

このあたりに山猫という店は無いか・・・などと言いつつ。イタリア語では山猫は
「LINCE」らしいということでテロップまで用意してましたが(笑)、結局
見つかりませんでした・・・・途中、なんでか知らないけど、きんぎょ注意報の話
している間に教会の20時の鐘を聞き逃してしまいました(笑)。鐘はサンビットーレの
鐘では無かったっぽいですが。

ほぼロカルノまで来たところで20:15。ここでソノーニョを出発してから12時間
経過しました。湖畔のところにいいベンチがあったので、ちょっと休憩。
ここで、Indianaさんの持参の携帯電話の中に、ロミオソングが入ってたので、山道でも
いろいろとアカペラで歌ってたような気がするけど、「君がいるから」を歌いました〜
そうこの章はアルフレドとの出会いなのです(笑)

どんな時も my dearest friend〜♪
君はいつも my dearest friend〜♪

大声でというほどでもないですが、普通に湖畔で歌うのは気持ちいいです。
ただ近所迷惑にならないようにお気をつけくださいませ(笑)

↑マッジョーレ湖のボート
このボートだと転覆するかな?えっ?

で、いよいよ最後の直線といった感じで町が見えてきてます。
実は、もうちょっとで行き過ぎるところでなんとか気付きました(笑)
右手にロカルノ駅が見えてきます!ゴールです。21時頃にゴール。お疲れ様でした!
いやーホント途中で無理かもとかも思いましたが全員ゴールできてよかったです。
個人的に奇跡だったのは、ほとんど足も痛くなってなく、その後の旅行中も影響は
ほとんど無かったことです。おそらく登山リーダーの柿本さんの進言どおり
1時間に1回の休憩を入れたのが良かったのだと思います。私の性格では行ける時には
どんどん進んでいきたいタイプなので、それだとどこかでバテてたのかもです。

休憩時間を差し引いても約10時間は歩いてたことになるので、35km〜40km
くらいは歩いてたんでしょうか。特技は方向音痴で歩くことが多い私も1日でここまで
歩くことは少ないのでちょっとした感動でした。


オマケコーナー(その2)
(みんなで探してみよう〜)

↑ステンドグラス
今回の三大発見の1つ
ロベルトが贈ったのはこれだ!
これ見た時は目が輝きました(笑)
↑アニメのステンドグラス

よく見たらかなり違いますが
方向性はいい感じなんですw
↑ステンドグラスのある教会

ソノーニョへ行くバスから
でも見えたりします。

ソノーニョ村の教会にステンドグラスが無いのは有名な話ですが、この旅行で
実はロベルトは違うところへステンドグラスを贈ってたんだということで、いろんな
教会に立寄ってましたがまさかこんなところにということで、勝手にこれだと認定
しました(笑)


もう夜も遅いので、駅の売店横のコンビニで晩ご飯を購入し、駅のコインロッカーに
荷物を取りに行くことに。そして、今晩宿泊のグランデ広場付近のホテル「デランジェロ」
方面へ。チェックインも済ませ、明日へのマッジョーレ湖に備え早めに就寝?

そういや、夕食も何も食べないというのを再現するのも良かったかも。そして、どこからか
チキンの匂いが・・・・ってここは山猫じゃないか。

ホテル代金 約60フラン/人(共同バス・トイレ)

次はいよいよ、マッジョーレ湖。

ロミオ「アルフレド、泳げるか?」
アルフレド「(首を横に振る)」

編です。ってそんなタイトルじゃねー(笑)


3章 ソノーニョ〜長い旅編(その1) 5章 マッジョーレ湖で泳ぐ?(笑)