42-6:静岡県 掛川市 掛川花鳥園 ポポちゃん 



所在地:静岡県掛川市南西郷1517

取材時期:2008年5月

ジャンル:なまもの系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)
最近テレビで大人気の変身フクロウのポポちゃんに会いたくて東名に乗り掛川までMGを飛ばした。丁度ガソリンが大幅値上げされた直後だったので、土曜の朝9時というのに保土ヶ谷バイパスや東名海老名周辺での渋滞がなく、花鳥園にはお昼前に到着。駐車場には結構車が停まっていたが、殆どが地元ナンバー。やはり皆さん遠出を控えているようだ。



早速取材開始。まずは受付で入園料1050円を支払う。さっそく受付嬢ならぬ受付鳥・ハヤブサのアオちゃんがお出迎えしてくれるのがちょっと嬉しい。家族連れなどで結構混雑している、売店を抜けるとペンギン&カモさんコーナー。今回の目玉はポポちゃんだが、あとで調べると新聞運びペンギンのゴコウ君というのも人気者らしい。うーん、また行かなければ…。ボッケリとしたカモ君をカメラの収め次の間へ。そこは休憩所兼お食事処(花の下レストラン、と言うらしい)なのであるが、天井から大量の花が吊り下げられており、ちょっと異様な雰囲気を醸し出している。食事は後回しにして、問題の「フクロウとのふれあい」コーナーに急ぐ。



入って直ぐ左手にいましたポポちゃん!昼時の変な時間だというのにかなりの人だかりである。流石、掛川花鳥園の星、ポポちゃん。ここで、ポポちゃんをご存じないかたに少しだけ説明。ポポちゃんはアフリカオオコノハズクというフクロウの一種で、体長20cm強とフクロウの中では小さめの部類である。で、なんで珍スポ取材対象かというと、その変身が凄いのである。あるテレビ番組で観たのだが、自分より弱い種類のフクロウを近づけると羽根を広げ、超威嚇のポーズ!しか〜し、自分より強いヤツを発見すると、なんと羽根をグルッと体に巻き付け、目も細めてボッコのように細〜くなってしまうのである。その変身たるや、かなり笑える。YouTubeで見つけたのでお楽しみあれ。



そのポポちゃん、基本的に夜行性のため昼間はとても眠そう。しかも細〜くなるのはテレビ等の取材時のみであり、一般観光客の前でボッコになることはないそうである。警戒のポーズをそんなに頻繁に取らせてはストレスがかかり過ぎますよね、確かに。でも普段のポポちゃんもそれなりにカワユイですね。当日はもう一匹、赤ちゃんコノハズクがいて、こちらのほうがみんなに愛嬌を振りまいておりました。ポポちゃんも一瞬、ちょい細になりましたが、分かりますかね?



さて、花鳥園に来た目的はほぼ達成されたので、あとは他の鳥でも見て回ろうか、と先に進む。巨大な温室の真ん中に、これまた巨大水槽があり、睡蓮が浮かんでおり、その上を極彩色のインコが飛び交う、といった日本的とは対局の異空間が展開されている。その名も「エボシドリ」という緑の鳥がウロウロしていたり、水辺の鳥コーナーではフラミンゴがミギッ・ヒダリッを繰り返していたり、名前は忘れたが、小鳥が水を跳ねまくっていたりで、結構大変なことになっている。フラミンゴといえば、鹿児島は開聞岳麓の長崎鼻パーキングガーデンでショウを観たが、ここでは至近距離で放し飼いである。やつらは結構攻撃的で、フンフンと寄ってきて観光客の肩を突いたり、髪の毛をガシガシかじったりするので要注意である。ニカ家のウシもボヤッと歩いているところを背後からガシガシやられたようだ。



結局小一時間も花鳥園でのんびりしてしまった。ゆっくりしようと思えば一日いても飽きない施設かもしれない。これで一人1050円は結構お値打ちかも。皆さんもポポちゃんに会いに掛川までどうぞ。


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