29-10:東京都 渋谷区 國學院大學 神道資料館

所在地:東京都渋谷区東4-10-28

取材時期:2005年10月

ジャンル:お祈り系・展示系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
渋谷に神道資料館があるのは、別冊宝島「全国お宝スポット魔境めぐり!」で知っていたが、なにせ國學院大學の付属施設ということで平日のみの営業でなかなか訪れるチャンスがなかった。このところの変則勤務のおかげで、ということでももないが、取材に出かけてみた。

渋谷、ということもあって、東急線にて渋谷入り。大体の方角は頭に入れておいたので、あとは勘を頼りに歩き出す。途中、道ばたで獲物を狙う白バイ警官さんに道を尋ね、ようやく到着。地図無しで自力で辿り着くのはちょっと無理ですね。

さて、國學院は校舎の大改築中だったので、まずは外来者受付で神道資料館の場所を教えてもらう。教えられたとおりに進むと3号館の一階奥にそれはあった。入り口に分厚いカーテンが掛けられた図書室のようだ。その隣に事務室があったので、「あの〜、神道資料館見せていただいても良いですか?」と聞いてみると、勝手に入れとの指示。「じゃ写真は?」、それは中にいる学芸員に聞いてくれ、との事なので、いざ突撃。

真っ暗な室内に侵入し、勝手に蛍光灯のスイッチを入れる。目の前に看板があり「→奥の部屋に学芸員がいます。ご用の方は声を掛けてください」とあるので、矢印の方に進みオジさん発見!早速声をかけてみると、非常に腰の低い方で丁寧に見学の準備を始めた。写真も個々の展示品を個別に撮らなければ、という事で許可してくださった。

まずは神社に昔から伝わるお札のようなもの・・牛玉宝印(ごほうおういん)というらしい・・のコレクションから。うーん、よく分からないが何やら貴重なものらしい。この展示ケースの壁側には神社の建築スタイルの様式が図解されている。ふーん、一概に神社といっても色々な建て方があるらしい。その他、神棚への供物(主に干物が中心)や、祭りで使用されるグッズなど結構見所があるのだ。中央のソファに腰掛け、ちょっと休憩と思ったところテーブルの上に「資料ビデオタイトル一覧」が置いてあるではないか。先ほどの学芸員のおじさんに「ビデオみせてもらっても良いですか?」とお願いすると快くOK。またしてもおじさん、丁寧に準備を始めた。選んだタイトルは「日本の祭り」(だったかな)。これは神社本庁が作製したもので、太古からの日本のまつり事としての祭りを分かり易く編集してあり、なかなか見応えのあるビデオであった。

すっかり神道に浸ったところで取材終了。さらにテーブル上にあった神道資料館・館報もしっかり読ませて頂きました。この3号館にある資料室もあと数年で新しい資料館に移ってしまうとの事ですので、ちょっとレトロな雰囲気の中で神道を勉強しようと思っているなら、訪れるのは今のウチです。

写真:
   

リンク等:
公式ページ
牛玉宝印研究成果ページ

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