「國祷会」大荒行帰山奉告

 

平成28年2月15日

 

御宝前には、徳永千代子様の位牌と遺影を安置しました。

 

午前10時、今回も参道門から行列が出発。

♪ご参詣の皆様にご案内致します。まもなく、本年度、荒行堂ご成満の修行僧の御上人方が、中央参道の参門前にお越しになられます。帰山行列の出発時間を10時に変更しております。

行列に着かれる方々は、参道門の方へ行かれて下さい。繰り返しご案内致します。♪

  

  

♪南無妙法蓮華経。平成二十八年二月十日、百日の荒行堂の瑞門が開き、当山修徒 徳永前崇上人が初行を成満致しました。今、修行中にお亡くなりになられた祖母、徳永千代子様のご遺骨を抱いて本佛寺に

一緒に帰山されようとしております。現在、久留米 妙善寺の住職となられた徳永前啓上人そして、立正大学仏教学部3年生の徳永前道上人、三人兄弟で本日、菩提寺の当山本佛寺に納骨致します。

皆様どうぞ、合掌にてお迎え下さいますようご案内申し上げます。♪

  

御遺骨を抱いて、徳永前崇さんが帰ってきました。

  

  

三人兄弟。すべて御前様の弟子となり修行をしています。育てて頂いたお祖母様の御遺骨を長男が大本堂へ

♪本年度ご成満の加行僧が到着いたしました。これより、大本堂の前へすすみ、徳永千代子様のご遺骨を納めます。後ほど、その御宝前で奉告式を行うための納骨でございます。

また、本日は当山実弟 佐野前明上人も御帰山なされました。佐野前明上人は再々行の御修行でございました。

これより、当山第八世、體道阿闍梨日修聖人、お父上様の胸像前でご報告されます。ご参詣の皆様、あかつき庭園の方へお進み下さい。♪

 

第八世 日修聖人へ報告の加持

  

昨秋完成の胸像へ…御前様の直弟の前明上人がご報告

ただ今より、佐野前明上人の御帰山奉告をお父上様の胸像前にて執り行います。佐野前明上人御導師にて、修法を頂戴致します。

行僧の皆様、宜しくお願い致します。妙法蓮華経陀羅尼品第二十六!

  

  

  

♪ありがとうございました。正伝師7回、副伝師と通算13回の拝命。荒行堂の指導者として名を馳せられたお父上様。その意志を継がれ、この度、10年のブランクを経ても、

全堂木鉦師として、御修行を完うなされました佐野前明上人。さぞ、お父上はお喜びになられたことでありましょう。本当におめでとうございます。そして、お疲れ様でございました。

以上をもちまして、ご報告修法を納めさせて頂きます。ご参詣ありがとうございました。♪

 

  

♪ご参詣の皆様にご案内致します。「第八世日修上人胸像前報告式」を納めました修行僧によります水行式がございます。

皆様どうそ、仁王門前に設営している水行場の方へお集まり下さい。繰り返しご案内致します。まもなく、水行式を行います。

ご参詣の皆様には、仁王門前の水行場の方へお集まり下さい。♪

 

水行式

  

  

  

  

  

  

♪ご参詣の皆様にご案内致します。まもなく、國祷会が開式となります。関係各聖、どうぞ、大本堂の方へお集まり下さい。繰り返しご案内致します。まもなく、國祷会が開式となります。♪

國祷会大法要

  

  

 我らが祖、日蓮大聖人は、文永10年(1273)正月二十八日、法華経の中から要文を選び出され、祈祷経という勘文を作成なされました。

この勘文こそが、病を癒やし、願いを叶え、災難を防ぎ、家庭を守るものとして代々伝えられてきた秘法であります。

日蓮宗では、百日の加行の成満者のみに、この法力を与え、祈祷勘文を唱えながらの祈祷の資格を授けております。

 この度、私達、第九世日遠上人の門弟の中から新たに徳永前崇師が加行を成満し、本日帰山致しました。

お師匠様から死に装束の清淨衣そして戒名を頂いたのが昨年十月でありました。また、幼少期から真心で育て上げ、経済的にも支え続けた祖母、

徳永千代子様からも荒行入行へのエールを頂き、昨秋十一月一日、苦行と云われる日蓮宗加行所に入行したのであります。

しかし乍ら、本人が知ることのできないこの娑婆では、十一月四日午後七時十三分 世寿九十一才をもって千代子様は化を遷されたのです。

この他界の訃報は、御前様から前明上人に伝えるに留められ、自行成満を待って知る運びとなりました。三人兄弟。

長男憲崇は前啓、三男崇明は前道、そして次男の将崇のみに崇(たか)の字を与えられ前崇と命名された御前様の思いは、

兄弟仲良く、要として揺るぎない信念を持つようにとの願いからとお伺いしております。

今、千代子様、體芳院妙千上人のご遺骨を抱いて帰山を果たした前崇上人。おばあ様の意志を継ぎ、徳永家を支えていく覚悟をもって式典に臨みます。

ただ今より、当山第九世日遠僧正大導師のもと、平成二十七年度日蓮宗加行所成満各聖の式衆を頂戴し、ご来賓に日蓮宗福岡県宗務所長 

宗像妙経寺ご住職 高崎泰道僧正、日蓮宗福岡県修法師会 北九州八幡 妙貫寺ご住職 原 良学会長 宗務所副長 黒木町 大善坊ご住職 松本修学僧正

のご臨席を賜り、筑後門中会各聖、方門会各聖、日修会各聖、当山檀信徒の囲繞を忝のうし、國祷会 帰山報告式を厳修致します。一同合掌 法味言上。

 

  

  

  

  

  

  

前崇さんが涙の帰山奉告文言上

   

来賓祝辞。高崎宗務署長様、原修法師会会長様、松本宗務所副長様。

  

  

佐野前明上人ご挨拶

  

前崇さんのご挨拶

  

  

お姉さま(長男の前啓さんの妻)から花束贈呈。

御前様謝辞のあと、欄干の上から、大衆法楽加持。

  

  

以上をもちまして、当山修徒 徳永前崇上人 初行成満帰山奉告、體芳院妙千上人納骨法要の國祷会を終了致します。

長時間ありがとうございました!尚、特別祈祷は、午後1時より、御真骨堂にて行います。

こうして、帰山式と追悼式を含む國祷会は終了しました。

 

特別祈祷

午後から、御真骨堂にて、特加がありました。

  

 

國祷会終了。徳永家が見守る中、感動の式典でした。

ご覧戴き、ありがとうございました。

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