役員総会

(本佛寺総代世話人総会)

平成18年10月6日(金)午後二時開会

 

代表役員挨拶

 

ご挨拶

今年も総会のご案内を致しましたところ、役員総てのご出席を頂きありがとうございました。まずもってお礼と、先月の台風十三号の被災に対し心おからお見舞いを申し上げます。          昨年の総会で私の日蓮宗への所存を披瀝し、宗会議員の立候補を表明しましたことはご記憶にあろうかと存じます。その後選挙区御寺院の御理解を頂戴し、当選させて頂き、また各位にはご多忙の中にも暮れの十二月二十四日ホテルニューオオタニにて議員就任祝賀を催していただきましたことは、恐悦至極でございました。重ねてお礼申し上げます。
 さて、今年の総会は、御会式の拡充はもとより本佛寺が益々興隆する契機を兼ねての事業計画を発表させて頂く、大変貴重かつ重要な総会であります。私としましては、住職に就き六年の歳月を振り返りますと、如何に本佛寺が力強くあり続け、参拝される檀信徒が安心して合掌して頂けるかを考察しながら、護持運営を専らとして励んできた日々であったと自負しております。
 度々の行事或いはご法事、ご葬儀、御施餓鬼、ご祈祷、研修、総会等、滞りなく布教出来ましたことも御仏のご加護の賜と拝むばかりであります。
 あわせて、その総てを稼働する檀信徒の為の空間『信徒会館』が常に担っていることも周知の通りであります。実は、その会館が外観こそ荘厳を留めていますが、度重なる風雨等による屋根の朽廃、湿気による床下の腐蝕、建築時に使用されたアスベスト、寺宝館天井の腐敗等あり、懸命に修復を繰り返して参りましたが、先般御施餓鬼受付の床を修復した折り、鉄骨そのものが痛んでいることが判明致しました。私は、『寄附事業はしない』と住職就任以来断言して参りましたので、心籠もった浄財を今日まで修復に充当し維持に精励した参りました。しかしながら、信徒会館は先に述べました通り檀信徒の為の建物であります。私の定是である「檀信徒によって私達僧侶は育まれている」という意志を御理解頂けるならば、この機会に信徒会館を、バリヤフリーは勿論エレベーター、エスカレーターを常設した、高齢になっても当然ゆっくりお参り出来る殿堂に改築したいとの思いに達した次第であります。先般この思いを総代会に諮り暖かい了承を得ました。ご承知の如く本佛寺には護持会費等は存在しません。これは檀信徒の『心』と僧侶の『自覚』を共有したい為であります。
 何卒、役員各位にもご賛同を頂戴し、この大事業を完遂したい決意であります。どうぞ、忌憚のないご意見を賜りながら、この総会を歴史ある吉日としたいと願いつつ、僭越極まりない冒頭ご挨拶ではありますが、参集のお礼に変えさせて頂きます。 合掌

山首(代表役員) 佐野前延

いよいよ18年度の総会が開会

 

 

一同合掌!お題目三唱

総代の南氏が司会を務め、開式

 

 

平成十八年十月定例総会 

次 第

司会進行 南爲三郎様

一、お題目三唱

一、開会の辞  平位開三様

一、総代挨拶  安川重徳様

一、住職挨拶

一、議 事

     一、 御会式について『警察署との連携』 

     一、米・麦初穂報告     

     一、 境内整備報告

     一、 中興佐野前励上人百遠忌事業計画について

     一、今後予定(正月・寒行・二月一日総会)

     一、新規檀家紹介

     一、法話

     一、閉会の辞

    

お題目三唱

 

総代挨拶

このたびの御前様の決意を受け力強く挨拶をする安川氏

 

 

 

議事の模様

 

真剣に社会との関わり方を考えました。

 

御会式は、私達だけの祭りではなく、街中の誰もを巻き込んでいる。

これは素晴らしいことでもあるが、それだけの責任もある!との認識をもちました。

 

すべて承認を得

御前様から慰労の書がそれぞれの役員に渡されました。

 

どうぞ、頑張って本佛寺万灯を盛り上げて下さい。

 

 

 

 

議題4 中興・佐野前励上人百遠忌事業について

 

 

本佛寺の創建は明治13年(1880)、今から126年前であります。その後、ご存知の如く不吉な出来事などを
経て衰微します。鎮西身延の存続の為、御真骨を守るため、入山された時の英傑佐野前励師が守護神永遠大明王
を感得。信仰の道場とし活気を取り戻したのです。そして今日の荘厳を当時の信徒等の協力により完成させました。
 それからの本佛寺は九州に名を馳せ、西身延としての風格を呈して参ります。「本佛寺にお参りすれば救われる」
「土を踏めば懺悔になる」「雑踏から避けられる」「心が癒される」等、様々な思いが口々に伝承され、昨今では全
国各地からの参詣を得ています。これらの事実は偏に永遠大明王のご守護の賜はもとより、脈々と護持に努めた檀家
の功労によるものでありましょう。この度、冒頭の挨拶で、信徒会館の建設に触れました。仏縁なるか、間もなく、
前励上人の百回忌を迎えます。平成23年がそれに当たりますが、この縁起をして記念事業としたく臨みます。また本
佛寺創建135年を併せ、現在新たに檀家となられた各家にも「永遠大明王あっての本佛寺」「佐野前励上人が勧請され
た」を啓発し、何としてもこの計画を完遂させたい所存であります。御理解とご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。

 

百年前のたった50件の檀家の気持ちを思う役員の方々。

大信徒会館建設計画を見入る役員。

 

全員の承認を頂戴する瞬間!

満場での拍手に喜びを表す御前様!

 

そして、山首法話となりました。

 

立正安国、お題目結縁についてのお話がありました。

今後、みんなで安国論を拝読してまいりましょう。

問答形式の事や蒙古襲来、時輔の乱などがよく解りました。

 

法話を拝聴し…

 

全員でお題目を唱え、御会式成功と事業円成を誓う役員総員。

 

 

 

1年に一回の総会がこうして幕を閉じました。

新しく強い本佛寺がまたスタートしました。

ご覧の皆様もともに、頑張って生きましょう!

 

新事業が承認された本佛寺を今後も宜敷くお願いします!

 

広報 前岳

 

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