- この度、日蓮宗大荒行を無事成満された修行僧の方々が、わざわざ佐渡に渡り、日蓮聖人大銅像の前で奉告を行いました。本当に有り難いことであります。入行前(10/20)私達のもとへこられて「命をかけて入行しますが、満願の暁には、大銅像に額ずいてご報告と報恩をさせて頂きたい」との申し出がありました。私と竹中総務(妙満寺住職)は「有り難いことではあるが、とてもその行為を受け入れるだけの状況にはなりません。折角来られても、通常のように旗を振ってお迎えしたり多くの信徒に囲まれて読経を共にしたりといった環境を作れません。少し修行の中でお考えなおし下さい」と申し上げ、企画まで成立していませんでした。ところが、本年2月10日荒行堂は成満を迎え、無事皆さんは娑婆に帰還。その矢先に電話があり、「これから佐渡に行きます」との連絡を受けた次第です。すぐに竹中総務に連絡をとりました所、「佐渡は雪に覆われてとても銅像様に参拝出来る状態ではありません。」と困惑した様子でした。しかしながら竹中総務は「行僧が苦しい修行を終えてお帰りになったことを奉告されるという行為は大変素晴らしいとこなので、なんとか雪掻きをして準備しましょう!やはり凄いことです!」といって早速、山口氏(銅像をお守りしてくださっている方)と一緒に除雪を開始。なんとか、お側まで行ける参道を確保してくれました。悪天候の中での静かな式典でしたが、その模様を写真にて少しだけ掲載致します。
- 佐渡銅像護持上行会 代表 佐野前延
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