平成22年7月8日
本佛寺の大先祖のご供養
本佛寺では、毎年この日を先祖供養聖日として居住の僧侶や山務員、そして遠近の檀信徒(神代題目講)の
有志と共に追善供養を行っています。大先祖とは、本佛寺が創建される契機となった土地に起因します。
戦国の時代、大友宗麟がこの地に攻め入り、地領であった陣内家を滅ぼしました。その後大友家は勢力を拡
大し九州最大の戦国武将(6圀支配)となるわけですが当然戦地となった場所は荒れ果てたのです。本佛寺の
現在の場所もその一つで、当時陣内長者が城を構えていましたが、絶滅してしまい供養する者もありません
でした。明治に入り、当地を訪れた僧侶(日辰上人)が「骸骨が満ちるこの山麓にお寺を建立することが必
要不可欠」とし、鎮西身延創立の場所は、ここ浮羽村であるとしたのです。未だに供養を怠ると不吉が起こ
ると伝えられています。今からおよそ450年以上前の出来事です。
本堂に祭壇を作り、沢山のお供えをしてご供養する。
御前様の御導師で、例年通り奉行された法要
参詣は少ないですが、じっくりと読経される法要。
移動して…
墓前回向
大友宗隣一族家臣の精霊に額ずく。 歴代に頼った数々の精霊にも御回向。
妙見堂脇広場にある陣内家のお墓に読経回向。水向供養をしました。
これからも静に続けられていく、大切な行事です。
ご覧頂き有難うございました。
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