- 今年は、福岡地域には起こりえないとされていた(空白地区)私達の町を地震が襲いました。それはそれはもの凄い音と共に揺れがやってきた恐ろしい状況でした。ちょうど法要開始7分前の出来事です。500名を越える参拝者の方々がその瞬間、悲鳴と共に本堂から次々に出てこられました。本佛寺の本堂内には30を越える大きな瓔珞(ようらく)が下がっています。それが振り子のように大きく揺れました。もし落ちれば大惨事となることは否めません。家内が本堂に走り誘導したため、その事態にはなりませんでしたが、想像するだけでも怖くなります。天災になすすべのないことを体感したお彼岸となりました。法要は時間を変更することなく、11時の昇堂(私達僧侶)にて厳修されましたが、開始後しばらくは落ち着かない心境の法要であったと思われます。お陰様で瓔珞、天蓋(てんがい)等、仏具一切破損することなく現在に至っています。
- 今年のお彼岸の模様をここに掲載します。
山首 佐野前延
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