水木 みずき              別名 クルマミズキ・ ミズクサ     

漢字について 
 象形 水の流れ。語源は、根から吸い上げた水分を上昇させる力(根圧)が強く、春に幹を伐(き)ると樹液が流れ出すため。中国名は『灯台木』。

材について
ミズキ科ミズキ属の落葉広葉樹         高さ20m 直径0.6m 気乾比重 0.63
 材は白色で加工が容易であるため、こけしの材料としたり、盆や椀(わん)の木地・杓子(しゃくし)・玩具(おもちゃ)などに用いられる。大径木になると心材に色がつく。現在は、防火祈願として、込栓(こみせん)(柱や梁(はり)に打ち込む釘のかわりのクサビ)にして使うが、みがき丸太にして、一本まるごと柱として使うこともある。薪炭材にもなる。

製作中の独り言
 我が家のこどもから、水っぽい字だねぇといわれて、気をよくしているので、水っぽくても隷書っぽくないことには目をつむっていただきたい。板もミズキっぽくない、心材の色のついた部分である。
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刻字画像



立木画像



染色画像