花の木 はなのき            別名 ハナカエデ     

漢字について 
 葉より先に花が咲き、濃い紅色が鮮やかなので「花の木」と呼ばれる。また、新芽が桃色で花のようだからとも言われる。秋には美しい紅葉になる。「樒」のことをハナノキともよぶので、混乱がある。

材について
カエデ科カエデ属の落葉広葉樹           高さ30m 直径1m 気乾比重0.6
 産出量が少ないので、材としての資料はあまりない。箱材・旋作材に使われる。

その他
  自生地は限られていて、「環境庁版植物レッドリスト」(1997、環境庁)において「絶滅危惧II」に指定されている。愛知県の木に指定されていて、街路樹・庭木にされている。
 樹皮を煎じたものは、目薬なり、葉を煎じたものは、染料になる。            
 
作製中の独り言
 カエデの仲間で、見た目もカエデ材に似ているが、やや柔らかい。
 「花」の隷書体は、「華」の字でしか書かれていないのだが、「樺」を彫ったので、むりやり「花」の隷書体を作った。といってもかなり崩れているが。

 
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立木画像



染色画像