浜栴檀 はませんだん        別名 シマグロ・ウラジロゴシュユ
                 
漢字について 
 語源は、葉がセンダン「栴檀」に似ていて、海岸沿いに多いことから。時間とともに黒変するので、シマグロ『縞黒』という。中国名『棟葉呉茱萸』。

材について
ミカン科ゴシュユ属の半落葉広葉樹       高さ15m直径0.8m気乾比重0.44
 材は黄白色でやや軽軟。気乾比重は、現物測定。
 産出量が少ないので、テーブルの天板・小器具等に使われる。

その他
 葉は、カラスアゲハ・オキナワカラスアゲハ・クロアゲハなどの幼虫のエサになる。
 同属のゴシュユ「呉茱萸」は、中国原産の小高木で、薬用植物として古くに日本に来た。未熟果を乾燥させたものを、生薬ゴシュユ(呉茱萸)と称し、芳香健胃薬として用いる。ハマセンダンにはそのような薬効がない。

製作中の独り言
 半落葉樹というのが、最初に決めたルールにはなかったので、どうしようか悩んだ末、絵の具の色を薄くしてみた。白+緑÷2 ってとこ。
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立木画像



染色画像