萵苣の木 ちしゃのき 別名 カキノキダマシ | |
漢字について 語源は、若葉を食べるとチシャ(レタス)と同じ味がするため。「チサ」は、切ると白い乳汁を出すことから「乳草(チチクサ)」に由来する説、他の草より「小さい」ことに由来する説、「縮葉(チヂミハ)」が転じた説などがある。『松楊』とも書く。現在の中国名は『厚殻樹』。 材について ムラサキ科チシャノキ属の落葉広葉樹 高さ20m直径0.5m気乾比重0.55 木理はやや粗。材は美しい淡褐色で、心材は光沢のあるものや、墨を流したような渋い縞模様の染みが入ったものがある。比較的軟らかいので加工しやすいが、大径材の量が少ないので、高級な建築材・家具材として利用されている。箪笥(たんす)、茶箪笥の鏡板、前板などに、装飾的に用いられる。第2次大戦中には銃床(じゆうしよう)として使われ、この木がずいぶん伐採されたそうだ。 その他 チシャ(レタス)は、5000年も前から人間に食べられていたそうだ。 制作中の独り言 川獺菴のヒゲで作った筆で書いてみた。穂先がきかないので、起筆・終筆が丸くなる。隷書を書くにはいいのかもしれない。レタスをイメージして丸っこい字にしようと思ったのだが、板が渋い色だったので、渋い書体になってしまった。 |
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