香椿擬 ちゃんちんもどき 別名 カナメノキ | |
漢字について 語源は、センダン科のチャンチン「香椿」に似ているから。チャンチンモドキの実が椿の実に似ているので、チャンチンを意味する「椿」がツバキを指すようになったという説もある。中国名『南酸棗』。 材について ウルシ科チャンチンモドキ属の落葉広葉樹 高さ30m直径1m気乾比重0.55 材は硬く、建築材・器具材・家具に使われる。 その他 九州地方に自生している。チャンチンモドキは、ユーカリ・キリ・センダンについで成長が早い(20年で直径3〜40pになる)ことから,高炭素固定能力を有する次世代の資源林として期待されている。樹幹が真っ直ぐで樹幹上部の比重低下がないことから、地上高10mまでの材は利用可能である。近縁種に熱帯果物のマンゴーがあり、熟した実は食べられる。また実を発酵させて酒を造る。 モンゴルではショルヘン・サバガといい、伝統医薬の中で、心臓病によく用いられ、有効性も公認されている。「パニック」症状にも効果がある。 製作中の独り言 見た目は綺麗だが、硬くて彫りにくい材である。 |
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