椹 さわら | |
漢字について 国字 甚だ檜に似ている木ということらしい。語源は、葉の広がりがヒノキよりサハラカな(柔らかく弱い)意。『椹』は、中国では当て木の意、また桑の実のこと。サワラの中国名は『日本花柏』。 材について ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹 高さ55m 直径2.8m 気乾比重0.34 木理はまっすぐで肌目は緻密であるが、ヒノキのような香気はない。また、軽く狂いが少ないので、建築内装材・建具・家具などに使われる。また、水湿に耐えるので、飯台・盥・風呂桶・各種樽などに使われる。各種包装材・曲げ物にも使われる。見た目が綺麗なので現在はヒノキ材より高価だそうだ。 台湾の紅檜は近縁種。 その他 園芸品種は、生け垣によく植えられる。木曽五木の一つ。ヒノキとまぎらわしいサワラ・アスヒ(ヒバ)・コウヤマキ・ネズコ(クロベ)がすべて禁伐とされた。 |
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