黄檗 きはだ 別名 キワダ・シコロ | |
漢字について 樹皮の内側が黄色いことから。檗は肌のこと。一字で『檗』・『蘗』とも書く。木+辟の形声 辟は劈に通じ、引き裂く意。樹皮を引き裂いて、染料・薬にした。 語源は、樹皮の内側が黄色いことから。木肌の意。同じくキハト(黄皮所)から。 材について ミカン科キハダ属の落葉広葉樹 高さ25m 直径1m 気乾比重0.45 狂いやすく、強度も小さいので材としては重用されない。木目がクワに似ているので、メグワ(女桑・雌桑)と称し、綺麗な杢のでているものは、クワの代用材として家具などに使われる。栗に次いで水湿に強いので、枕木や建築の土台に使われる。 その他 樹皮から黄色の染料がとれる。これには、防虫効果もある。また、樹皮は生薬名を黄檗(おうばく)といい、「陀羅尼助」などの健胃剤として古来から有名であった。主成分は、ベルベリン。 |
一覧表に戻る 刻字画像 立木画像 染色画像 |