貝塚伊吹 かいづかいぶき     別名 イブキビャクシン・ビャクシン

漢字について
 
 イブキの語源は、伊吹柏槇の略で、茨城県いぶき山に多く生えていることからつけられた。現在では略して、イブキ又はビャクシンと呼ばれている。カイヅカイブキはイブキの変種であるが、自然に生えたものがイブキで、植栽したものがカイヅカイブキと考えた方がよい。また、深山ビャクシンを盆栽にしたものを『槙柏』 という。中国では、『圓柏』・『桧』・『桧柏』・『』と書く。


材について
ヒノキ科ネズミサシ属の常緑針葉樹   高さ25m 直径5m 気乾比重 0.63
 木質は重硬で、粘りがある。また光沢があり、芳香がある。大きくなったものは彫刻材や床柱などに利用されるが、量が少なく稀少価値が高い。一般に、幹は歪な形をしており、小径木の場合は輪切りにして花台や置物台として利用される。その他、建築・器具・装飾・彫刻・寄木細工・鉛筆・香料・薬用などに利用される。
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刻字画像


立木画像1
       カイヅカイブキ


立木画像2
     ビャクシン


花台


染色画像