檜 ひのき

漢字について 
形声 木+會 『會』は、蓋のある食器の形で、蒸しものを料理すること。甲骨(こうこつ)文字では『』。蓋を合わせることから、会合の意になった。『桧』は略字。
 語源は、ヒノキ(日の木・霊の木)。最高の木の意。古語では単に「ヒ」といった。中国で『檜』は、ビャクシン(イブキ)を指す。中国名は『桧柏』。

材について
ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹        高さ50m 直径2.5m 気乾比重0.44
 木理が細かく芳香と光沢があり美しい。材質が均質で加工しやすく、強度・耐久性も大きい。世界最古の木造建築物の構造材は、ヒノキである。あらゆる点で、世界で最も優れた針葉樹材の一つである。建築材(構造材・縁甲板・板類)のほか、家具・器具材・彫刻材などに使われる。
 天然木や植栽でも年数を経たものは、銘木として扱われ、高価である。

その他
樹皮は、檜皮葺の材料。
檜舞台は、檜材で作った舞台。

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