榎 えのき | |
漢字について 国字 道端に茂って木陰をつくることから、夏の木の意味。中国では、『』(ヒサギの意)の同字として扱う。エノキの中国名は『朴樹』。 語源は、エノミ(良の実)のなる、エノキ(餌の木)、枝の多い木、など。また、道祖神(さえのかみ)として村境に植えられたので、「サエノキ」がエノキになったともいわれる。 材について ニレ科エノキ属の落葉広葉樹 高さ25m 直径1.5m 気乾比重0.62 材はやや堅く加工性に難があるが、靭性が高いのでケヤキの代用材として、建築材・家具・運動具・薪炭材などに使われる。 その他 古くは神の木として信仰の対象にされ、村境などに植えられた。また、江戸時代には一里塚に植えられたので、各地に大木が残っている。 若芽は食用。実も食べられる。葉は、オオムラサキの幼虫の飼料。エノキタケの榾木にもなる。 |
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