平成5年3月7日

3時間58分53秒　参加者10535人。この内、完走者が7816人で、2480位

　この日は朝から雨。スタートの時は雨はやんでいたが、スタートしてしばらくしたらまた降りだしてきた。スタートの時に隣の人たちが、『折り返し後のうどん屋でうどんを食べるのを楽しみなんや〜』と、話をしていた。その時はレース中に、世の中のんびりした人がいるものだな〜と思っていた。

　ランナーズという雑誌に『篠山マラソンは走るときに小銭を持って走ったほうがいい』と書かれていたので、マラソンは新米なので、念のためと思い忠実に千円札を1枚ポケットに用意していた。走り出してハーフ地点の近くまで順調に来たので、初フルで3時間30分が切れるのではないかとワクワクしながら走っていたのだが、折り返して直ぐにスタミナ切れで急に走れなくなった。もちろん初めての経験で、完走できないのではないかと不安が横切った。その時、25キロ地点に例のうどん屋さんがあるではないか。救いの神とめぐり合ったような気分だった。そして500円でうどんを食べた。つづく・・・

スタート時の元気な走り(ゼッケンNo8669）

　その後､また元気を取り戻し、順調に走ることが出来たのだが、今度は寒さと疲労で37キロ地点からまた歩き出した。その時､沿道で焚き火をしている人がおり、ランナーの人も何人かその焚き火にあたっていた。私も冷えた体を温めるのにしばらく焚き火にあたっているとまた元気になり、それから一気にゴールに向かって走ることが出来た。

　色々と寄り道しながら4時間を切ることが出来、大満足で家路に着いた。これだけ寄り道して、4時間を切るのだから途中のペースをまったく考えない無謀な走りをしていたのだなと、今だから感じる。

　１週間、筋肉痛で歩くのが大変だった。

よろよろでゴールにたどり着いた