Mio Fuseの登山での使い方(Garmin GPSと連携)

このページは、MioFuseの使い方例です。特に登山用でGarminとの連携を想定しています。

MioFuse」のベルトサイズ選択

MioFUSEのベルトサイズはS-ML2つしかありません。どちらが良いのか迷われるかと思いますが、私は中(S-M)を選択しました。特に大を選んでも問題なかったですが、腕の上の方(体側)に付ける場合は大でもOKです。

IMG_9344

上記金具の他に、ベルトの先にポッチが付いておりベルトがしっかり固定されます。脱落の心配はまず無さそうです。(少しはめにくいですが・・・)センサー面を腕の上側でも良いのですが、内側が安定するような気がします。

IMG_0958

 

MioFuse」のセットアップ

最初に充電をおこないます。専用のUSB充電アダプタが付いていますので簡単です。

IMG_9347

この充電器の裏にUSBケーブルが隠れるように収納されています。右側に電極が2つ見えます。この上にMIOを載せると磁石でくっつきます。

IMG_9351

充電中の様子です。USBプラグはキットに含まれずIPAD用につないでいます。

 

次に初期セットアップですが、これはIPADかスマホに管理用アプリをインストします。アプリ名は、『Mio GOです。接続はBluetoothで通信しながら行います。私の場合は活動量計として使用しませんので、登山の時の脈拍測定用としてセットしました。

IMG_0911

このアプリはMIO Fuseへの設定とデータ転送です。正直分析等が出来るソフトではありません。また、すべて英語というのは、受け入れられない人もいるかもしれません。

 

IMG_0915

IPAD(IPhone)BlueToothをオンにすると、近くにMioがあると上記のように見えてくるはずです。名前は自分の好みで付けます。

 

IMG_9346

IPAD MINIの上にMIOを置いて同期させています。同期するとSYNCという文字が表示されます。数メートル離れていても同期します。

 

IMG_0918

いくつかセットアップする項目がありますが、上記で Vibration Alert をオフにします。この設定は、脈拍数のゾーンに変化があるとアラートつまり変化した合図(ベルト振動)が送られて来ます。この機能はランニングや自転車の練習用?で、登山では全く不要で、ぶるぶる震えて煩わしいです。この設定は直ぐに元に戻ってしまうバグ?があります。(登山中うまくオフにならない場合はスマホでの接続が必要なので注意。もしスマホが無い場合は「PAUSE」状態にするとMIO側には記録が残りませんが振動は止まり、かつ、GARMINにはデータは飛ぶようです。)

 

IMG_0916

上記は自分のMioに接続されている状態です。脈拍数の速さをソーン毎に分けて管理する設定です。

1-Zone Settings :これは3つのゾーンに分ける考え方

5-Zone Settings :これは5つのゾーンに分ける考え方

です。山で脈拍数を取るだけならば3つのゾーンで十分です。

 

IMG_0917

標準は上記のように設定されているはずです。ランニング等のトレーニングで、目標とする脈拍数にペースを調整するように時計から合図が送られる仕組みです。しかし登山ではそんな都合の良い運動は無理です。設定変更しても、毎回数値は元に戻るので特に設定変更することは不要だと思います。

 

IMG_0919

脈拍測定が途中で止まらないようにスクリーンロックを掛けます。これをすれば、画面がロックされ勝手に計測が止まったりすることは無くなります。

 

IMG_9287

ロックを解除方法は、表示パネルの両端を長押しします。

下記BCを同時に押します。

mio_fuse_botan

 

Garminとの連動設定

Garminとの接続は非常に簡単です。

1437

Garminの設定メニューでANTセンサーを選択します。

1443

すると上記メニューとなるので、心拍計で接続を選択します。あまりシンプルすぎてこれで良いのか心配になります。

余談ですが、『ケイデンスセンサー』というのは自転車ペダルからの情報です。(自転車ペダルの回転数や、ペダル圧をモニタリング)

 

以上で設定は大枠終了です。では実際使用してみましょう。

 

Mioの使い方

MIOの利用方法は3つあるようですが登山にはAを使います。

@活動量計 

→『Todays Goal』と表示されており、毎日の目標がセットできます。

AWork Out 

→脈拍を測定するモードです。

B睡眠モニター

→腕の動きから睡眠の深さを推測しているものです。

 

脈拍測定開始

Mioが届いて一番あれ??と思うのが、充電しても脈拍計センサー光らないことです。最初は不良品が届いたのかと思いました。Mioは、普段の活動量計として利用する場合は、脈拍を測っていません。脈拍を測るためには、Work Out』(つまり活動開始)させる必要があります。

 

IMG_9277

上記は計測が開始されていない普段の状態。

活動量計としてたまに脈を計測するようです。

 

IMG_9280

計測が開始されると裏のセンサーが常に緑に光ります。

 

IMG_9330

脈を確認中の画面です。「FIND」と表示されます。

 

IMG_9316

脈拍数がしばらくすると表示されます。

この状態でAボタンをもう一度押すGOと表示され記録が開始されます。Garminと正しく連動できているかはGarminの表示項目で「心拍」を選べばデータが受信出来ているかを確認することができます。

無題

上記はGARMIN eTrex30の画面です。

 

IMG_0914

Work Out』(つまり活動開始)を完了したあと、Mio GO

で同期させると上記のようにデータが表示されます。ただし見える情報は上記のような画面だけで、何か分析出来る感じはありません。

画面からは、

●脈拍数 平均111、最大150(拍/分)

●速度  平均2.1km/時、最大11km/

●ペース 平均28分?、最大527秒?

ペースとは競技場トラックを意識したもの(トラック1周ごとの所要時間)かと推察されますがどこにも説明されていません。おそらく加速度計を使った測定かと思いますが歩行などの低速度時はデータが不正確で、登山には無関係で意味がありません。

 

記録可能時間(バッテリー能力)

Work Out」で計測できる時間はフル充電で10時間でした。長距離を歩く場合は後半電池切れで記録されない可能性がありますのでご注意下さい。

山小屋などに宿泊し、山行が2日以上となる場合は、USB用のバッテリー持参が必要です。

 

睡眠分析

余談ですが、Mioの加速度センサーを使った睡眠分析が行えます。

IMG_9286

BCボタンを同時に押して、SLEEPモードに変更します。

 

IMG_0912

腕の動きを感知して睡眠状況をモニタリングしてくれます。

脈拍数はたまにモニタリングしますのでベルトは緩く装着でOKです。

 

GPSと連携した場合のログ解析は、このページをご参照にしてください。

 

Home