第一ステージ(5/27-28)

第1日(2018/5/27)第一番から第五番



池谷駅~第一番 霊山寺 2.8km
第一番 霊山寺~第二番 極楽寺 1.4km
第二番 極楽寺~第三番 金泉寺 2.6km
第三番 金泉寺~第四番 大日寺 5.0km
第四番 大日寺~第五番 地蔵寺 2.0km
第五番 地蔵寺~民宿 森本屋 すぐ

5月27日(2018年)の日曜日の朝に家を出た。
舞子から高速バス、高速鳴門でおりてJR鳴門駅、一番札所のJR板東駅から歩こうと。


背中にはドイターの24Lのリュック、これはこのために買いました。
替えの下着やタオル、洗面道具やらが入っています。
靴はいつも履いているGTホーキンスのウォーキングシューズ。
お遍路さんグッズは、現地で購入することにしました。
替えの下着は一日分、これは調査というか偵察みたいなものでその日か一泊して帰る予定でした。










板東駅に行くためには、JR鳴門線の池谷(いけのたに)で高徳線に乗り換えが必要ですが、
待ち時間が75分。
一駅なので、ここから歩いて行くことにしました。

写真は、右の線路が鳴門線、左の線路が高徳線となっています。
写真の下の方向は、徳島駅。

ここを四国八十八カ所巡りの歩きのスタートとしました。
だから八十八カ所が終われば、歩いてここに来ようと思います。
いつのことやら。


池谷駅から取り合えず線路沿いに歩けばいいかと、しかし田舎の駅間は長い。
隣の駅が見えている京阪沿線の私ですから、なおさらです。

歩いている私は、Tシャツにズボン、ウォーキングシューズで、お遍路さんの恰好はまだしていません。
用意は、一番の札所にいけばなんとかなると思いまして。


歩いていたら案内板がでてきました。
なんだか、うれしいです。

















ここで杖、菅笠、ノースリーブの白衣、輪袈裟、納経帖、納め札、ローソク、線香です。
この寺の外のあった店は高かったことが、後からわかりました。そのぶん店員さんの愛想はよかったです。
こういうのは、現地に来ないとわからないことですね。
まあ、最初だけやから、ええかと。
ここで恰好をととのえてと。写真を撮ってもらえばよかったです。

この店の横が第一番の札所の霊山寺です。

お寺に入ると、まずは水で手洗い、漱ぎ。
このあとは、詳しい順番はわかりませんが、適当に自己流です。
本堂に先に行って、ローソクを灯して線香に火をつけます。
名前と日付の書いた札を納めます。
鐘をたたいてお賽銭のあと、まずは般若心経をあげる。
しかし・・・般若心経って知ってはいるが、たどたどしくテキストを見てあげる。
「へたなお経でもうしわけありません」と頭下げたら、
横から寺の人が、「お父さん、この順番でやったら、ええんですと」教えてくれた。
親切な人だ。
早口言葉の苦手な私は、つっかえつっかえて・・やっと終わった。

同じような事を大師堂でも行う。

寺の境内は結構混んでいて、外国人の人も目立つ。

さて次は第二番に。
行き方は事前に地図を買ったのを見ます。。

歩き遍路をしている人は、この本を持っている人は多いようです。

でも歩いていると、道案内のシールが貼ってあります。
ただ最初は多いですが、進んでいくと減っていくような気がする。


















第一番から歩いて30分もしないうちに第二番の極楽寺。
民家の庭に入ったのかなと、思ったらでました。
第一番に比べたら人が少なくなりました。

これぐらいの石段は一気に。
まだ元気はあるようです、というか始めたばかりやんか。







ぶらぶら歩いて第三番の金泉寺。
このへんは距離が近くて、最初のサービスコースなんだろう。
ここの納経所で、泊まる宿を紹介してもらった。
第五番のすぐ近くの森本屋さんだった。
4時前には入れそうだが、初日でもあるのでゆっくりとしようと森本屋さんに電話をした。

こんなのどかな道を第四番の大日寺に。
舗装道路に出て歩いていると正面に出てきた。



ところで各寺の「ここがよかった」の文章がない。
個別に見れば、よくわかるのであろうが、よくわからんのだ。

第五番の地蔵寺が終わってのんびりと。

犬の散歩をしている女性の方に、今日の泊まりの森本屋さんの場所をきいてみると、
門を出たらすぐとのこと。
ほっとした。疲れたというより、気だるい感じがどっときた。

森本屋さんの玄関をくぐると、おかみさんが出てきた。
私の金剛杖を、両手で取ると後でお餅しますと洗いに行ったのだ。
部屋に入ると、おかみさんが金剛杖を床の間に、傘もそこに置いてくださいと。
畳に上に脱いだ白衣をあわてて、ハンガーにかけた。
これにはびっくり、お遍路さんのお宿なんだろうね。

部屋に上がったら、靴下のかかとに穴があいていた。



風呂に入って晩飯は、美味しかったです。
歩き遍路の方、二人と一緒に食事、いろいろと話し合いながら缶ビール一本で酔いが回ったのか眠たくなってきた。





第2日(2018/5/28)第六番から第十番

民宿 森本屋~第六番 安楽寺 5.3 km
第六番 安楽寺~第七番 十楽寺 1.2 km
第七番 十楽寺~第八番 熊谷寺 4.2 km
第八番 熊谷寺~第九番 法輪寺 2.4 km
第九番 法輪寺~第十番 切幡寺 3.8 km
第十番 切幡寺~JR鴨島駅 9.0 km



地蔵寺すぐの森本屋さんの朝飯は早い、6時の朝飯で7時前に宿を出てきた。
歩き遍路のガイドに沿って、歩いていく。
今日は月曜日、集団登校の小学生と送っていくお母さんとすれ違う。
「おはようございます」と挨拶、「おはようございます」と返す。

挨拶してもらうのは、うれしい。しかし、相手からしてもらって挨拶を返すだけではあかんだろうと、こちらから挨拶をすることにした。
高校生あたりになると、返ってこないと事も多いが、それはそれでいいと思う。
挨拶は、返ってくることを期待するものではないからだ。

お遍路さんの休憩所で休んでいたら、同じ宿で泊まった人と一緒になった。
「早いですねぇ~」と言われたが、同じ方向に同じ道を歩いているんだから、止まれば同じ人と何回も出会う。



第六番の安楽寺、二日目のせいか般若心経はだいぶましになった。
真言の「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどまじんばら はらばりたやうん」
こんなのすらすらと言える人がいるのが不思議だ。
まあ、森山加代子の「じんじろげ」が歌えるのだから、練習しだいだろう。
あの「じんじろげ」の歌って、どんな意味なんだったんだろう。

歩いていると暇なので、いろいろな事を考える。

一緒になった人から、安楽寺の宿坊はいいらしい。ビジネスホテルみたいなんですと。
それも、なあ・・・と考えてしまった。

ここで白装束でさっさっさと歩いて、てきぱきとお参りしている人がいた。
すごい歩き遍路で早い人なんだろうなと、歩いて寺を出たら車に乗って出るところだった。
どうりで白装束がきれいだったな。








暑くなってきたので、首にまくネクタイのような輪袈裟に汗がへばりつく。
これは背中のリュックにしまうことにする。





第七番の十楽寺、このへんは平坦コース、楽だ。

第八番の熊谷寺、くまだにてらと読む。
くまがやと思ったら、違うんやな。

この寺をあとにして地図を見ながら次に向かっていた。
すると上のほうから声が・・・。
「法輪寺のほうに行かれるんですか?」。
道が間違っているとのことだ。「おおきに」と言ったら関西の人ですかと聞かれ、
大阪ですと言うと、その奥さんは京都出身だとのことだ。
京都から徳島にお嫁入りされたよです。

第九番の法輪寺では、10台以上の自転車があった。
グループで自転車で回っているようだ。
このあとに控えている12番の焼山寺はどうするんだろうと思う。

まあまあ予定通りの進み方で、また宿で一緒だった人も合流した。

第十番の切幡寺が今日の最後のお仕事。
舗装道路を歩いていくのだが、途中で遍路道が山の中に、地図では舗装路でもいいのだが。
マムシ注意の看板が・・・舗装路を行くことにしました。
わずかな区間で、合流して切幡寺に入る道。


歩いていると左の写真のような店の方から、このコースは結構急で石段もあるので、荷物を預かりましょうと。
かわいい女性が言ってくれるので、言葉に甘えることにした。

道は段々と上り坂になっていて、ようやく「是より333段」の標識が。

荷物を預かってもらって本当によかったと思った。


切幡寺で納経をして、腹がへってきた。
次の第十一番にいくと山の中に入るので今日はここでやめよう。

荷物を預かってもらった店まで下りてきた。
掛け軸などの表装をしておられる店で、パンフレットをもらった。
お茶などをいただいて、話をさせていただきました。

たぶん表装などの掛け軸などはしないと思いますが、ありがとうございました。

もう20kmぐらい歩いているはず、腹が減ってきた。
お遍路道に看板が幾度となくでているうどん屋さんにいくことにした。



お遍路さんの休憩用のベンチをよく見る。人形がおいてあるとさすがにびっくりする。

看板で見慣れたうどん屋さんに入ったが、後悔した。
きつねうどんを食べたかったが、そんな店ではなかったようで、サービス定食を注文。
イマイチのような。

上の地図では吉野川をすぐにわたるようになっているが、吉野川の堤防沿いを下流に大きな橋を渡ることにしました。




結構長い橋です。
吉野川って川幅がひろいです。
川の中に島みたいなものがあり。それが広い。

ところで金剛杖は、橋では使ってはいけないらしいです。
橋の下には弘法大師さんが寝ているらしいからとのこと。

弘法大師さんもホテル代がないんやな。

この橋を渡ったら、鴨島の駅。

今回はこれで終了。
駅のコンビニで角のハイボール、ここからJR鳴門駅までは列車で。

鳴門から高速バスで舞子、舞子からはJRで帰りました。







第二ステージに続く

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