最終更新日: 2007年05月20日


JR・春の葛城ハイキング [1996/05/26]

葛城山に行こう

堺市 - → 阪和線 → 天王寺 → 関西本線 → 王子 → 御所

 葛城山にツツジを見に行こう、ということになりJR・春の葛城ハイキングに参加する事にしました。 集合は、JR・和歌山線の御所(ごせ)駅です。 御所と言っても当然知るわけもなく、読み方にしても「ごしょ」と読むとばかり思っていました。 御所駅に着くと、既に何人かの方が集まっておられます。 JRの職員に、参加証を見せて、いよいよハイキングに出発です。

鴨山口神社

御所駅前 - → 鴨山口神社

鴨山口神社
山口神社は、古くから朝廷に皇居の用材を献上する山を祭った神社であり、「延喜式神名帳」には、山口社は十四社あるがその内葛上郡の鴨山口神社が本社であるとされており、即ち式内の大社として格式高い神社であるとの神社側の説明にある。
(写真)

お昼は

 お昼はハイキングコース?の途中の道端で各自持参のお弁当です。 我々は御所の駅前のコンビニで仕入れたお弁当を頂く事にしました。 但し、このお弁当を食べた場所にかなり問題がありまして、本当に道端のような所なのです。
 我々以外のグループも当然のようにハイキングをしており、彼らが通る道は我々がお弁当を広げている所から1mも離れていません。 他の方々から見ればかなり奇異な集団として目に映ったのではないでしょうか。 JRさん、もうちょっと場所を考えて昼食にして欲しかったのですが。

一言主神社

鴨山口神社 - → 一言主神社

一言主神社
一言主神社は、願いを一言だけ聞いてくれる「いちごんさん」として地元の人から親しまれています。 雄略天皇が葛城山で狩をしている時、この神は天皇と同じ姿で現れ、天皇が「お前は何者だ」と問いかけたところ、「私は善事も悪事も一言で言い放つ神である」と申されました。天皇はひれ伏し、その後、共に狩を楽しみ、神は久米川(現曽我川)まで天皇を送って行ったという事です。しかし、続日本書紀によれば雄略天皇と狩の事でいさかいを起こし、四国の土佐に流されたという事です。土佐風土記によれば、その後許されて葛城の高宮付近に祀られたと記されています。 
(写真)

長柄神社

一言主神社 - → 長柄神社

 ハイキングも此処で終了、解散です。 最後までツアーガイド(JRの職員?)が今ひとつで、しまりのないハイキングに終わりました。 折角良い企画を立てているのだから、もう少し工夫があっても良いのではないでしょうか。

長柄神社
長柄神社は名柄街道と水越街道の交差点に位置しています。祭神は下照姫で、俗に姫の宮と称し「延喜式」神名帳に記されています。日本書紀には天武天皇が天武9年9月9日の条に「朝嬬に幸す。因りて大山位より「以下の馬を名柄杜に看す」と記され、流鏑馬(やぶさめ)をご覧になった事が記されている、由緒ある神社です。
 
(写真)

船室寺

長柄神社 - → 船室寺

 バス停一つ分をてくてく南下すると、サツキで有名な船室寺

船室寺
千年の法灯をずっと守り続けている真言宗の名刹、船宿寺です。広い境内は四季折々の花で彩られ、とりわけ数百株に及ぶというサツキが満開の時期はみごとです。また、大和地方にあまり見られない裏山を借景にした池泉回遊式の庭園も見どころといえます。
(写真)

葛城山

船室寺 - → 御所駅 - → 葛城山登山口

 船室寺のサツキは残念ながら見損なってしまいましたが、葛城山ではツツジが見頃だと云う事で、一度御所駅まで戻りバスに乗って葛城山登山口まで行きました。 ところが、登山口は物凄い人です、午後3時過ぎだと云うのにロープウェイ待ちで長蛇の列が並んでいます。 聞けば1〜2時間待ち何だとか。 これでは運良く上りのロープウェイに乗れても、今度はいつ降りて来られるか判りません。 折角の葛城山を目の前にして、ロープウェイに乗るのは断念しました。

おいしかった葛饅頭

葛城山登山口 - → 御所駅

 葛城山からバスで再び御所駅に戻りました。 バス停から御所駅への途中に甘味屋を見つけ、中に入ると冷たそうな葛饅頭を売っています。 試食をさせて頂くと、予想通り冷たくて甘くてつるんとした美味しさです。 早速買い求め、その場で幾つか食べてしまいました。

帰り道

御所駅 - → 自宅





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