![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2004.11.1 図案改正 | 〒113-0033 東京都文京区本郷5−9−7 TEL:03-3812-9741 FAX:03-3812-5341 |
![]() ![]() 菊坂に暮らしていた樋口一葉の肖像、菊坂の一葉旧居跡の井戸、一葉が通った質屋「伊勢屋」。 右 <申請イメージ図> |
|
小型印は肖像写真を見て仕上げましたが、記念カバーのカシェのために、まだ調べたいこともあり、文京ふるさと歴史館に寄るとともに、一葉旧居跡の井戸や、一葉が通った質屋「伊勢屋」を見て周り、話に聞いていた本郷五局に偶然寄る事ができました。 東京のふるさと切手などを購入後、風景印の記念押印。 ところが印が曲がっているし、磨耗が激しく、何度も試し押しをさせていただいていました。 局員さんとお話しをするうち、磨耗が激しいので作り変えなくてはならない、図案が細かすぎるので、図案改正もしたいが、図案を描いてくれる人が居ない、以前の図案を描かれた方は一昨年亡くなられて・・・とのこと。 わたしは、風景印のデザインも手がけたことがあり、たまたま今日も、郵趣協会に提出する「一葉展」の小型印原図も持っていたのでお見せして・・・。 11/23には、毎年、一葉の命日で、臨時郵便局を本郷四局とともに出すが、そのときまでに図改できれば、とのこと。 ちょうど、小型印が完成して気分的にも開放的になっていたこともあり、よろしければわたしが描きましょうか?と言うことになりました。 ほんとうに、運命の糸に手繰り寄せられるように・・・と言った感じです。 昨年、一葉の本を読み、10/1に台東竜泉局風景印使用開始時に、一葉の絵を描いていたからこそ、サマーペックスでの小型印の絵を描きたいと思ったのですし、それがあったからこそ、この日、この局にも寄ることになったのです。 一葉がこちらの局との間を取り持ってくれましたし、その一葉との出逢いがまた運命だったように思います。 また、いつでも勉強と努力・・・が、こう言う形に発展していくのだなぁ、とも思ったのでした。(^^ゞ 2004.6.17記 |
|
![]() 6/17 撮影。 |
|
![]() 2003.10.1新規使用開始の台東竜泉局では、一葉記念館所蔵の羽田光志画の一葉が入っていますが、わたしはこの図案の中に、こちらでも一葉を入れたいと思っていました。ただ、こちらは伊勢屋と井戸、とモチーフが多いので、一葉を少し小さくしないとならない・・・。井戸、と言っても、ポンプを根元から描いたのでは小さくなりすぎてとても分かりにくいので、部分的にしたい。一葉が風呂敷包みを抱えて伊勢屋に向かうところ・・・? そんな情景も考えないではなかったが、伊勢屋はあくまでも背景として扱いたい。建物を細かく描くと、模様が分かりにくいので、省略して欲しいとの依頼もあったことだし。 これらをあれこれ動かし、大きさ的に不自然でなくレイアウトしていく。 例えば、東大が近いと言う事で、この辺りの風景印にはイチョウの葉を入れているそうだが、葉だけが大きく描かれていて、なんだか天狗の団扇のようで唐突に見えるのだが・・・。もし入れるとしてもこのようには描きたくない、と思っている。が、今回は無理にイチョウを入れなくてもよいと言うことになったのでよかった。 今日は、2種の下絵をお持ちして、このような方向でよいか、お聞きすることにした。 その結果、一葉を入れるのはとてもよいし、大きく入っている方が、伊勢屋が部分的になってむしろよいと言うことになった。井戸も根元からでなくてよいと了解をいただいた。 一葉忌の11/23を図改の日とすると、かなり時間的には余裕があるが、方向が決まったので、選ばれた下絵で清書することにしました。 申請した段階で、原図は掲載してもよさそうです。どうぞお楽しみに。(^.^) 2004.7.9記 |
|
申請原図を局にお届けしてきました。 サマーペックスの小型印の時に、肖像権、などのことでいろいろありましたので、原図公開はもうしばらくお待ちください。すぐお近くの「文京ふるさと歴史館」が一葉の写真を所蔵しておられるので、そちらの承諾書をいただいたらよいかと思いますが。 図改理由として、11/1に一葉の肖像を使った新5000円札が発行になることもあるので、もしかしたら11/1が初日?と言うことも、視野に入れておられるそうです。 2004.8.19記 |
|
これまでの図案が大変緻密な絵でしたので、消印が詰まりやすく、よく絵が出ない、との苦情もあったそうで、もう少し線を整理したいとのご要望でした。 合わせて、11/1には、新5000円札に樋口一葉が登場。 文京区では「文の都(ふみのみやこ)」として、一葉との関連をアピールしたいとの意向がありましたので、風景印にも一葉の肖像を入れることにしました。 旧居跡の井戸、一葉が通った質屋「伊勢屋」も、文字説明が無いと分かりにくいので・・・。 一葉は、最初もっと小さく入れていました。伊勢屋をもう少し見せた方がよいかと思っていたので。でも局長と主任とのご相談の結果、一葉はもっと大きく、とのことでしたので、このようなレイアウトになりました。 井戸も全体を入れると、何が描いてあるのか、知っている人で無いと分からない状態から脱却したく、ポンプ部分だけにしました。 一葉は、「サマーペックス'04 樋口一葉展」の小型印よりも小さくなりますので、より省略しなくてはなりませんでした。人の表情は難しいですね。自分のそのときの気持ちも出てしまいますから。 より和的な感じにするため、局名は縦書きにしました。 2004.10.5記 |
|
特製封筒 103×152ミリ 絵をクリックすると切手と消印が大きく見られます。 |
|
風景印のモチーフとなった、菊坂の一葉旧居跡の井戸。この井戸は一葉の暮らした頃から使われていたそうです。 | |
原稿用紙を前に、小説を書こうとする一葉の姿を想像して描きました。 一葉は大変美しい文字を書いたことでも有名です。 |
|
風景印のモチーフとなった質屋「伊勢屋」。 着物などの風呂敷包みを抱えて、一葉はよく通ったそうです。 その日記を読むと、開き直った強さが感じられ、時に金を貸さない知人をなじったり・・・。萩の舎の集まりに着ていくものが無くて悩んだりする場面も出てきます。 でも妹さんがたいへんよくできた方で、自分が内職をするから、姉には小説に専念して、と言ってくれ、才能を信ずる身内の姿、ゴッホの弟のテオを思い出します・・・。 |
|
旧風景印に入っていた「イチョウ」の切手と、菊坂に因んで「菊」の切手を選んで作成されたタトウ。 |
|
![]() ![]() 一葉の絵で、50円うたかた、90円バラを作成しました。 |
|
でも、今回、いつもにまして、画像処理が雑だと感じます。 4センチ角に印刷しているのに、落款部分がずいぶんと切れていますし、色も大変悪いです。 |
|
1シート1500円にてお分けしますが、記念カード作成数によっては「ほのか」は残らないかもしれません。 |
|
90円「清純」は予備はありません。 50円「うたかた」は1800円でお分けしますが、記念カードの作成数によっては残らないかもしれません。 |
|
![]() |
トップページへ戻ります。 |