桐朋中学・高等学校地学教育

 桐朋中学校理科の大きな特色は、授業内容を物理的分野、化学的分野、生物的分野、地学的分野に分けて各分野の学習をそれぞれの専門の教員が担当していることです。このことにより内容をより充実させた授業を行うことができますし、さらに本校は中高一貫の特色を生かして高校の授業内容を視野に入れた高度な授業内容が楽しめます。
 桐朋高校の物理、化学、生物、地学に共通している姿勢は授業時間を十分に取って生徒の学習内容についての理解を確実にするようにつとめている点です。授業内容については教科書の範囲に止まらず、高度な専門的な分野にも取り組ませており、「覚える」レベルではなく「理解する」レベルを要求する内容になっています。また実験・実習にも力を入れ、理解を深めるようにしています。

 

地学分野担当教員

村松 春彦 教諭
   地…足もとより下を主な専門とする。

上原 隼 教諭
   天…足もとより上を主な専門とする。

齋藤 洋輔 非常勤講師

藤本 悠花 非常勤講師

地学分野の科目(特徴)

 桐朋中学校では3年次に地学を学習します。そこでは、高校生の内容を先取りするということはせず、中学生で身につけていてほしい知識や考え方を、確実に習得し、そして深められていくような授業内容です。
 高校では教科書の範囲にとどまらず、高度な概念などを身につけることで、地学現象が多く起こる日本で生きていく「科学の素養」を育てる授業内容になっています。
 そして、桐朋地学の特徴のある施設は1970年に導入された「プラネタリウム」です。附属の桐朋学園小学校の5・6年生から、中学3年生、高校1年生の授業で使用しています。また、地学部の活動としても使用され、毎年6月に行われる桐朋祭に向けて日々研鑽をつんでいます。