武蔵高等学校中学校 地学教育

 中学生の段階では、生徒一人ひとりが実験・観察をじっくり行えるように1クラスを2分割した少人数教育を行い、さらに体験的な野外実習も行います。
 中学1・2年では初等教育で学んだ内容を発展させ高等教育への道筋を明確に示しながら、観察・記録の方法、数値と単位の扱い、実験器具や計測機器の扱いなど、自然現象を科学的に捉える手法を体験的に身に付けます。
 中学3年・高校1年と学年が上がるにつれて、自然界に潜む法則性、規則性を定性的にも定量的にも理解し、表現する手法を学び、自然科学の各分野を深く学ぶための素養を身につけることを目指します。
  高校2・3年は物理学、化学、生物学、地学の4教科からの選択授業となります。それまでに培われた科学的な見方・考え方を土台に、自然界に起こる多様な現象を体系的に学び、より深く理解するだけでなく、将来、専門的な分野にも対応できるように基礎力の充実を図ります。

地学分野担当教員

川端 拡信  教諭
(かわばた ひろのぶ)
 専門分野:赤外線天文学(分光学を基礎にした恒星進化や星間現象の研究,観測装置の開発,太陽観測部顧問.

川手 新一  教諭
(かわて しんいち)
 理学博士,専門分野:火成岩岩石学(丹沢深成岩類の研究,箱根火山の基盤岩の研究),地学部・奇術部の顧問.

地学分野の特徴
 中1では地球本体に関する物質(岩石・鉱物)や現象(火山・地震)を中心に地球の歴史などを学び、箱根方面で地学巡検を行います。中2では物理・化学分野と関連させながら気象分野や天文分野を学びます。中3では物理分野と関連させながら光学望遠鏡について学び、清里高原で天文実習を行います。
 高校では高2・高3で地学T,地学Uが選択できます。中学校で習った内容を発展させ、専門的な内容も織り交ぜながら地学の全分野を学習します