2009年の記憶


2009年の出来事について、俺自身の記憶に残ったベスト3をここに記す。

・第3位 - 不景気を肌で感じている事。
冬のボーナスが調整され、満額支給されなかった。
貰えるだけまだ、マシ。
・・なんて思ってみたりもするが、とても切ない。
切ない理由の一つは、支給ルールを決める側に少なからず俺自身が携わっているからである。
下を見てもキリが無いし、上を見てもキリが無いのは判っている。
比較論ではなく、今の自分にそれがどうなのかと言う議論。
そして自分だけではなく、仲間たちの生活と将来も考えると余計に切なくなる。
愚痴では無く、正しい情報伝達と、正しい選択をしたいと強く感じている。

・第2位 -  家族の大切さを感じる事。
哲学的な問答をしたい訳ではないが、
「人は何の為に生きるのか?」というお題があったとするならば、
俺はその答えとして 「自分が生きる為。」 と答えたい。
・・自分が生きて行く為には、仲間なり・家族なりの支えや助けが必要である事が前提の答えである所が少々ずるいかもしれないとは判っていての答えである。
俺は一人では生きていけない。
幸いにも、俺のあらゆる行動や活動・仕事に理解を示してくれる妻や家族に支えられて、今の俺はここにいる事を強く感じた一年でした。

些細なことで言い争ったり、気まずい雰囲気になる事もありました。
でも、それは「自分が生きる為。」であり、
そして自分に必要な ・・ 自分に大切な家族や仲間の支えや理解、自分よりも大切な何かがあるからこそ、初めて「自分」があるのではないかと感じています。

誰かの為に何かをする、という考え方では無くて、
自分の為に何かをする、という考え方で、俺はOKです。
・・ただし、という条件は付くので要注意。
自分は自分だけじゃなくて、
自分を構成している全ての人や物を考えてみて。

・第1位 - 上司の死。
(9/13)
2009年8月17日に彼はこの世の人では無くなった。
とても偉大で、とてもカッコ良くて、そしてとても口煩くて面倒臭いタイプの上司であった。
昨日までピンピンしていたのに、何故か突然の訃報であった。
あまりにも衝撃的過ぎて、うまく表現出来ないが、
「人生」に付いての考え方、
「行き方」というものに付いての考え方、
・・そして、「人は何の為に生きるのか」という考え方について、教えられたような気もします。




2009.12.29.






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