XPの感想


前回 新しいパソコン で、WindowsXPが、ウィンドウの切り替えが遅くて、とてもかったるいと書いた。
しかし、遅さにも限度がある。俺にとってはとうてい我慢のならない遅さだったので、少しはマシになるかと、ビデオカードを買ってきて拡張してみた。
最初からパソコン本体に付いていたビデオカードは、オンボードだがAGPバス接続のチップで独自のVRAMを持っておらず、メインメモリの一部をVRAMとして使用するという、少しばかりせこい感じのもの。
今回買ってきたビデオカードは、PCIバスに接続するタイプのもので、いわゆる普及価格帯にある、ごくごく普通のもの。
本当はAGP接続させたいところだったんだけど、オンボードチップはAGP接続のくせに、拡張カードをAGP接続出来ないマザーボード仕様になっている模様で、泣く泣くPCI版のビデオカードを選択する事となった。・・・PCI用のビデオカードってろくに生産されていないんだねぇ。ほとんど選択の余地が無いくらいに、市販されている品数が少ない。
ま、その少ない中からも適当なものを選んでみたのだが、これがなかなか効果があったのだ。
画面の切り替えがとても遅いのはOSのせいかと思っていたのだが、そればっかりでもなかったらしい。超高速とまではいかないものの、実用レベルとしては充分すぎるくらいに画面の描画がきびきびと気持ちよくなされるようになった。スタートメニューから階層化されたメニューを開くときもきちんとポインタの動きにメニューが付いてくるようになったし、とても動作の重たいIEのお気に入りフォルダを開くときも、そこそこ納得のいくレベルで動作するようになった。

WindowsXPに対して良いイメージが持てずにいたのだが、なんとか実用レベルで動作するようになって、なかなか良いのではないかと思えるようになってきた。今まで9X系のWindoowsしか知らなかった俺にとっては、権限などの礼儀作法などについては、かったるく思う事もあるが、なかなか堅牢なイメージで、総合的にはプラス評価である。
かなり無茶な事をやっても、OS自体が落ちてしまう事はまだ体験していない。まだ体験していないと言えば「不正な処理」のエラー画面をまだ見ていない。雑誌の記事によると「ご迷惑をかけて申し訳ありません」という感じのお詫びのメッセージが表示されるようになったと言うではないか。なんとなくそのお詫びのメッセージを見てみたいと感じるのである。
・・・そのうち嫌でも見るようになったりして。

2001.12.28.




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