いびきが大きい方や、睡眠時の無呼吸がある可能性の大きい方は、簡易型の呼吸モニターをご自宅でご自分で操作して、記録してもらいます。
 その結果、無呼吸は余りひどくなくて、いびきが多い方は、寝るときの姿勢などを変えることで良くなる場合もあります。
 レントゲンで顎の発育や舌根の大きさなどを測定して、軽度であれば、マウスピース矯正で改善することもあります。
 舌根部分が大きく、いびきばかりではなく無呼吸が重症な方は健康保険が使えるCPAP療法が有効です。
 無呼吸はそれほどひどくはないが、いびきをどうしても改善したいという方には、写真のような軟口蓋のレーザー手術をおこない改善することもあります。
 下図のように軟口蓋、口蓋垂があひるの水搔きのようになって、いびきを大きくさせていることが多いので、斜線部分をレーザーなどで切除することで改善します。手術は局所麻酔をしますので、痛みはほとんどありません。術後は抗生物質や痛み止めを使用して頂くことで日常生活は十分です



下の写真は手術後1日目の咽頭の状態です。手術跡や口蓋垂がやや腫れていますが。呼吸が楽になり、いびきも減少しています。