50系700番代
  客車
  「SL 人吉」
          (JR九州)



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[3両所属]KATO社製)10-1727 「編 成」へ
JR-KYUSHU Express Passenger Car Series 50-700 “SL Hitoyoshi”  


鹿児島本線・肥薩線(熊本~人吉)
鹿児島本線(熊本~鳥栖)



 「SL人吉」は熊本~人吉間を結ぶ蒸気機関車牽引の臨時快速列車で、8620形58654号機と専用客車である50系700番代によって運行されています。機関車、客車とも黒い車体に華やかな装飾が施された姿が特徴で、JR九州の人気観光列車のひとつです。現在は肥薩線の一部が不通のため、2021年(令和3年)5月から鹿児島本線熊本~鳥栖間での運行を行っているほか、客車はDE10ディーゼル機関車JR九州仕様と組み合わせた臨時列車としても活躍しています。

 50系客車は、日本国有鉄道が主に地方都市圏の通勤・通学時間帯の普通列車に使用する目的で1977年(昭和52年)より設計・製造された一般形客車の系列です。
 50系700番代客車は1988年(昭和63年)に「SLあそBOY」用に施工され改造。車両番号は700番台を付与されました。外部塗装をレトロ調配色とし、車体は屋根をダブルルーフ化して車端部に密閉式の展望デッキを設置し、客用扉を折戸に変更されました。内装は難燃性木材を多用し、座席はボックスシートであるが少人数での乗車を考慮して向合せの席と一方向向きの座席を併設されています。中間車のオハ50-701にはウエスタン酒場風のカウンターを設置。床下に冷房装置及び冷房用電源装置を搭載しています。
 2005年(平成17年)の「SLあそBOY」運行終了後、同年内は引続きディーゼル機関車牽引の「ディーゼルあそBOY」で運用されました。2006年(平成18年)には、キハ58系を改造した「あそ1962」が運行開始されたため、主に団体臨時列車で運用されましたが、2009年(平成21年)に「SL人吉」用として再改造され、外装は「あそ1962」と似たイメージの黒色に改装。同年2月28日には九州鉄道記念館で、翌3月1日には博多駅で一般公開され、4月25日に運用開始されました。 2020年(令和2年)4月1日現在は、熊本車両センターに3両が所属しています。





カプラー:KATO_ボディマウント密連・ナックルカプラー付属
室内灯:11-213





編 成


SL人吉」牽引機
58654蒸気機関車
DE10
ディーゼル機関車

50700番代客車「SL人吉」客車」
←人吉/熊本
1号車
オハフ50-701
2号車
オハ50-701
3号車
オハフ50-702
熊本/鳥栖→  

  

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