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成虫 |
幼虫 |
生
体
情
報 |
和名 |
アンタエウスオオクワガタ |
学名 |
Dorcus Antaeus |
生息地域 |
東南アジア内陸部の標高1500m以上の高い山に生息。産地により3系統に分けられる。ヒマラヤ系(インド、ネパール、ブータン産)、マレー系(マレー半島産)、インドシナ系(タイ、ラオス、ミャンマー、ベトナム、中国産) |
特長 |
ヒマラヤ系は直線的な大顎で内歯が先端よりで前方を向きます。アンテの中で一番大きくなります。マレー系は、内歯が中間で前方を向きます。大型にはなりませんが最近は人気が高いようです。インドシナ系は、内歯が根元付近で真横を向きます。そこそこ大きくなりますが不人気です。 |
体長/
幼虫体重 |
ヒマラヤ系 ♂:50〜92mm
インドシナ系 ♂:50〜85mm
マレー系 ♂:50〜82mm |
♂目標体重:50g |
♀:40〜53mm |
♀目標体重:15g |
♂ギネス
記録 |
天然ギネス記録:87mm(ヒマヤラ系)
天然ギネス記録:83mm(インドシナ系)天然ギネス記録:78mm(マレー系)
|
− |
飼育ギネス記録:92mm(ヒマヤラ系)
飼育ギネス記録:85mm(インドシナ系)
飼育ギネス記録:82mm(マレー系) |
寿命/
幼虫期間 |
1年〜2年 |
♂:8ヶ月〜16ヶ月 |
♀:6ヶ月〜10ヶ月 |
性格 |
温和。まれに♀殺しあり |
単独飼育(クワ全般) |
飼
育
情
報 |
飼育温度 |
15〜27℃(理想は22℃前後) |
16〜26℃(理想は20℃前後) |
繁殖温度 |
20〜25℃(理想は23℃前後) |
− |
飼育ケース |
♂:プラケミニ(理想は小) |
初令:菌糸プリンカップ200cc |
2令:菌糸瓶800〜1000cc |
♀:プラケタイニー(理想はミニ) |
3令♀:菌糸瓶1000〜1400cc |
3令♂:菌糸瓶1400〜2000cc |
飼育マット |
マット全般、水苔など |
Zマット又はアンテマット |
交換
サイクル |
汚れが酷くなった場合(随時) |
3ヶ月に1回、又は
菌糸が残り3割になったら交換 |
飼育木 |
転倒防止用に必要 |
− |
エサ |
♂:昆虫ゼリー30g |
Zマット又はアンテマット |
♀:昆虫ゼリー15g |
後食開始
時期 |
羽化してから2ヶ月後位 |
− |
産
卵
セ
ッ
ト
情
報 |
ペアリング理想期間 |
後食開始して6ヶ月以上経ってから |
ペアリング方法 |
ハンドペアリングが良い(♀がエサ食べている最中に♂をかぶせる) |
【注意点】♂の交尾欲が強い為、♀が消耗しないよう同居はさける
(同居をする場合は長くても2日位にとどめる) |
産卵ケース |
大き目のケースが良い。(大ケースが理想) |
産卵マット |
Zマット又はアンテマット(よく発酵したものが良い) |
産卵セット方法 |
マットをケース底より約8cm程ガチガチになるまで固く埋め、その上に、マットを軽く埋める(※マットの水分はギュっと握って水がしみださない程度に加水調整しておく)産卵木は無くてもよいが、柔らかめの材を入れると効果的でもある |
産卵セットサイクル |
1.5ヶ月ごと(※再ペアリングしてから再セットした方が良い) |
産卵
ポイント |
@温度が高くないこと Aマットは良く発酵したものを使用し、マットを堅く埋めることB産卵セットは暗い所で保管 C交尾後2週間は♀に栄養補給させる |
目標産卵数 |
50個 |
割り出し
時期 |
容器の側面や底に幼虫が見えたら割り出しを行う
(セットを組んでから1ヶ月半〜2ヶ月後) |
幼
虫
飼
育
情
報 |
幼虫飼育
ポイント |
寒さには比較的強いが暑さに弱い、夏季は冷房が必要(27℃以下を保つ) |
幼虫期間 |
孵化まで約1ヶ月、初令期間は約1ヶ月、2令期間は1ヶ月から1ヶ月半、
3令期間は♂4〜12ヶ月、♀2〜6ヶ月で蛹になる |
蛹化期間 |
約1.5ヶ月(※蛹室を瓶底に作成した場合は人口蛹室に移す) |
羽化後 |
羽化後3週間は、体が固まっていないので触らない |
大きさを狙うポイント |
@菌糸は2令まで微粒子タイプを使用、3令からは粗めが混じったものを使用 |
A2令から直径がある横太の菌糸瓶で飼育 |
B低温(20℃以下)で温度管理し、幼虫期間を長くする |
C親種には大型血統をチョイスする(又は、ワイルド♀で一発狙う?) |
羽化ズレ
対策 |
♂はやや低温飼育、♀は超低温飼育し温度調整を行うことが有効 |